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WOMAN(ウーマン)  作者: KOTOBUKI
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WOMAN

そんな彼の良心に感謝してしかるべきってことじゃないの」


「・・・・」


「寿里ちゃんがもし彼と男女の関係になっていて奥さんの存在を知ったら今以上に眠れない夜を明かしていたと思うのよ」


「好きになったその人と愛し合うのはいけないことなの」


「その人が誠実ならば問題ないわよ でもね騙されて泣きを見るのは大抵女性なのよ だからきれいなままお別れ出来てよかったって寿里ちゃんはそう思うしかないわね」


「そう思えないから苦しいのかな。思いのたけをちゃんとぶつけていたら違っていたのかなあ なんか中途半端なまま消滅しちゃったからモヤモヤ感がいつまでもくすぶって・・」


「彼とは会って話しが出来たの」


「うん電話が来て会ったわ 彼は騙したつもりはないし聞かれなかったから話さなかっただけで、私と彼は気の合う友人だから妻がいるなんてあえて言う必要もないと思ったんだって。彼、最後に君の気持ちに気づいてやれなくてつらい想いをさせてしまったけど妻を愛している僕は君の・・と言うより妻以外の人の気持ちに応えることは出来ない、そう言ってごめんって頭を下げたわ」


「いい勉強をしたと思って切り替えなさい。それにしてもやっぱり寿里ちゃんの男を見る目は確かだわ。女の気を引くため奥さんの悪口は言っても妻を愛しているなんて面と向かって言い切る男はそうはいないものよ。彼が独身だったら・・それだけが残念な男だったって訳ね」


「うまいことママがまとめてくれたから今日はこの辺で・・

志桜里ママわたしね・・別れ際にあなたを絶対許さないからって言ってしまったの そんなこと言わなければ笑ってさようなら出来たのに・・どうしてそんなこと彼に・・私って本当に可愛げのない面倒な女なんだわ だから彼は私がなにかしてくると恐れをなしてあんなこと・・」


「何か予想外の続きがありそうね」


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