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ゆるりと歩けば、どこまでだって

作者: 鮎歌



いくら練習してもうまく弾けないFのコード。


今日もなんだか噛み合わない上司との会話。


いつか会いたいと思っているユーチューブの占い師さん。


明日、憧れているあの人と、一瞬でも目を合わせられたら。



毎日心に浮かんでくる


小さくても大きくても


うまくいってほしいこと。

叶えたいこと。



どんなに無謀だと思われることでも

すべて諦めてしまえば

叶う可能性はゼロ。



だけど試し続ける限り

可能性の数は増えていく



だまされたように、気持ちが果てるまで

歩き続けてみる




気がつけば…




1年かかったけど、

いつの間にか左指の皮が厚くなって

オープンコードが楽に弾けるようになった。




2年かかったけど、

ひたすらに目の前の仕事をこなしていたら

上司とは普通に話せるようになった。




3年かかったけど、

細々と応援を続けていたら

あの占い師さんに会えることになった。




ーー憧れのあの人とは、


まだ目を合わせることはできてないけど。




歩き続けることをやめなければ、

見える景色はゆったりと変わってくる。


疲れたときには少し立ち止まって、

気持ちのいい木陰で休憩しよう。


元気がたまってきたら、

ちょっとだまされたと思って

気が済むまでまた歩き出してみる。




気がついたときには、

今まで見たこともないような


鮮やかに輝いた景色が

目の前に広がっていることを信じて。









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