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おねえちゃんもあたしと同じおにいちゃんの事が大好きです

あの後家に帰ると、すでに10時を過ぎていた。俺は今、姉と2DKのマンションで2人暮らしをしているのだ。





家に帰ると早速姉からいろいろ小言を言われたが、その後夕食とふろを済ませいつものように、自室にこもり机の前でPCと顔を向き合いエロゲをする。

『ねぇ・・・・おにいちゃん、今日だけ・・・・・でいいからいっしょのお布団で寝てもいいですか?』

『え?なんで』

『だって決まってるじゃないですか。あたし達恋人だよ。おにいちゃん・・・・・・・』

ただいま俺はヘッドホンをつけ薄暗い部屋の中で画面越しで何度も見た妹のさだかちゃんとの添い寝シーンからの初Hシーン直前の場面を見る。う~~~~~ん。何度聞いても、あのさだかちゃんの照れ声を九頭竜が出しているのは想像できんな。

まぁ実際あいつの声が声優の辰巳ノアさんと声があってたしなにより本人が認めたんだからしょうがないか・・・・・・





『ねえ私暑くなったから脱いでおくね・・・・・』

これからHシーン突入してさだかちゃん上脱ぐんだけど、これ本当にあの九頭竜が出してるのか。これは実際に収録現場であいつがさだかちゃんの喘ぎ声出している姿を直接みたくなってきたぞ・・・・・たぶん後で殺される可能性はあるけどあの硬派の九頭竜とロリ喘ぎ声をミックスさせるとなんか想像できない。文字通りの混ぜるな危険になってしまうぞ・・・・・けど、一度でいいから直接あいつの声でさだかちゃんが普段言わないこと言って欲しいな。






「ふふふふふ」

想像すると笑いが止まらなかった。








「なに、気色悪い声を出してるんだ?我が弟よ」

「うわっ。姉ちゃん!!!!」

その瞬間ドア越しからうちの姉がそっと俺の部屋をあけジト目でのぞき込んでおり、その反動で今朝と変わらぬリアクションで跳ねてしまった。






「また、エロゲかよ。お前も懲りないなぁ」

うちの姉は下着姿で、歯磨きを片手に磨きながら堂々と俺の部屋に入っていた。これが俺の姉の大河美国おおかわみくにだ。身長は女性ではかなり175センチの高身長でつり目と茶髪の長髪が特徴で、今は風呂上がりの為にその髪を短く結んでいた。年は22の大学四年で、就職は一応第一希望の企業に最近内々定をもらっており、10月までなにも起きなけらば本格的に内定をもらえれるようだ。

そしてそれに加え大学生の傍らに副業としてモデルをやっている。

モデルとしての彼女は『Micuni(みくに』という名義で売り出され女性ファッション雑誌で主に取り上げられ、なんでかモデル界のなかではそこそこ人気で、学校では、よく姉のことで女子に声かけられるほどの注目を浴びているのだ。だからそのおかげで今のマンションを快適に過ごせれるほど充実してるのだ。

しかしなんであのタバコと暴飲暴食の姉がこうも高身長で体が細いという女性では恵まれた体系を得たのはというと恐らく日々のストレッチとジムに通ったのが原因だろう。その恩義があってか今のボディを得たのだと俺は思う。






で、俺はなんでその姉と二人暮らしをしてるのとは言うと簡単な話二人共実家に暮らしたくないのだ。うちの実家はここより少し離れた場所にあるがその親父は少し古くくさい頑固親父で少しのことでがみがみとうるさく、亭主関白をそのまま表した人だ。で、姉は数年前に親父と大喧嘩し今のようにマンション暮らしをしてるが俺の場合はとある理由で姉と一緒に暮らしてるのだ。






それは簡単にいうとエロゲをネットで注文できないのが理由だ。

なんせうちの親父は母や俺達が送られた荷物を勝手に拝見するほどの人で、自分が気にいらないものを注文するとなにか言われるのだ。なので俺はエロゲを簡単に注文ができるように、親父がいない姉のマンションで過ごしてるのというのだ。

少し長くなったが俺と姉の説明は終わりだ。





「別にいいだろ。俺はこれさえあれば生きていられるんだよ」

「全くやってるのは相変わらずの妹ゲーかよ。目の前に綺麗な姉がいるのになんで甘えないんだよ。こっちは現実だぜ」

「・・・・・・・・」

それに加え姉は極度のブラコンだ。俺の事を常に観察し、朝は必ず起こしてくれるし弁当がいる時は常に弁当を作ってくれるが、さっきのように帰りが遅くなると連絡が必要だし、毎日必ずコミュニケーションが必要なのが原則で休みの時は必ず二人でどこか行くのが決まりな程自分ルールが多くうちの親父のその厳格さを完全に受け継いでいるが、こっちの方は、ルールがまだ甘いのでなんとかやっていけるのだ。







「姉ちゃん」

「なんだ。甘えたいのか。ならこっちにこい。さっきみたいに頭部を怪我したところを優しくなでてやるぞ」

「違う違う」

ちなみに俺は九頭竜に頭突きをされデコを赤くはれたところを帰宅時、姉ちゃんに甘えた感じで張ってもらった。もしそれがクラスメイトにされたのなら、迷わず特攻するほどの怖さだからあえて言わないことにした。






「俺、・・・・・もうすぐ寝るんだけど閉めてくれるかな?」

「なんだよ。もっと話をしてくれよ。こっちは弟ともっと話がした・・・・・」

俺は喋ってる姉をそっと追い出し扉を閉め、一度PCを閉じた。

なんせ今日はいろんなことが起きすぎて姉に付き合うほどの気力がない。

俺はそう思いながらスマホのさだかちゃんの画像を眺めおやすみの挨拶をした後、明日を頑張れるように少しでも長く眠りをつくようにした。


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