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どうして皆さん九頭竜さんの事が嫌いなのですか?

樹が今意識が離れている中、俺は次の授業が始まるまで髪を元に戻すことを完了した。自分的には前の方が良かったが宗介的にはあの髪型は少し恥ずかしかったのかな?



「よしこれで。大丈夫だ」

「ありがとう」

「はっ俺は何をしたんだ?」

「なんだもう起きてたのか樹?もう少し永眠した方がいいぞ」

「それ遠回しに死ねって言いたいのか?」

「ああ、男でも蔑まれると興奮するマゾホモ野郎は関わったら後が怖いからな」

「まあまあ、そこまでにしようよ。ごめんね。樹、都の悪ふざけちゃって傷ついたでしょ?」

「ううう、宗介、やっぱりお前は唯一の心の友だ」ダキッ

「うわっちょっと樹やめなよ」

うわぁこいつ周りが見てるのも知らずに泣きながら宗介に抱きつきやがった。あいつにとっては男の友情と思っているが、俺にとっては危険な感じしかしない。こいつの事少し距離を置こうかなと思えてしまうぞ。




「楽しそうにやってるね。大河君達」

「どこが?うちにとっては、ただの茶番にしか見えないんだけど・・・・」

「あ・・・・・・・ざーさんに涼浦さん」

「おう・・・・・またあれか。涼浦」

俺はざーさんの隣にいる銀髪ギャルにため息を吐く。

彼女の名は涼浦銀華すずうらぎんか、俺と同じクラスメイトでざーさんの友人の一人だ。見た目は、かなり派手で背は他と比べ身長は150センチ前半くらいとやや小柄だが、それでも男を誘惑しそうなヤラシイ顔立ちをして、胸は普通だがそれでも男を誘惑するほどの谷間が見えるくらい制服の胸元を大きく開け、スカート丈も校則をガン無視するほどの短さだった。

見る感じ完全にギャルというより援〇しそうな感じのビッチな風格を持っているので俺らのようなオタク趣味の持つ人間にとっては天敵といえる感じだ。




「なぁ大河、いい加減美国さんの連絡先教えてくんない?」

「あのな、何度も言ってるけどそれは姉ちゃんに許可取らなきゃいけないんだよ」

勿論あれは嘘だ。俺は、第一印象からこいつは信用しない。こいつはうちの姉ちゃんのファンで、常に綺麗になろうと技を上げようとしてるが、生憎俺はこの見る感じどこの誰ともヤりそうな女とは関わりたくない。むしろ関わらない方がマシだと思っていいだろう。






「なぁ、大河と沖お前こんなキモオタと付き合ってないでうちらんとこのグループに入らない。正直こいつみたいな変態いてもつまらないしょ!!」

「なんだと!!!」

「話しかけんな。、キモさが感染るんですけど・・・・・・」

「ぐぐぐぐぐ・・・・・でも興奮する」

「うわっこいつマジで興奮してるよ。マジキモイよ」

「ねえ・・・・ギンカいい加減にしたら?さすがに私も怒るよ」

「はいはい、咲那に免じてこれくらいにしてやるよ」

こいつはざーさんと同じいやそれ以上の毒舌というかこっちはむしろワザとだが、とにかく相手の見た目や趣味や性格で態度が変わるようだ。

俺や宗介やざーさんのようなあいつの合格の基準値に入ってる時は友人のように慕っているが、樹のような顔面偏差値が低い人はとことん見下し陰口をたたく最低な奴だ。実際、あいつの周りにいる人間は陽気なでリア充達がで溢れて爽やかな絵に見えるが、それ以外の人間はブスや地味とか根暗などがいるから、俺と宗介はこいつのような顔や性格で、判断する人間とは一緒になりたくないから樹とつるんでいるのだ。



っていうか最大な疑問はなんで俺がこいつの基準値内に入っているのが分からない。こいつはアニメとか二次元が超絶嫌いで俺も結構なアニメが好きなのになんで結構声がかけられるか分からない。やっぱ姉の影響かな?




で、なんでざーさんがそいつとつるんでいるのは委員長そして友としてして涼浦の暴走を仲裁するべくいて、涼浦も顔がそこそこなざーさんを頼りになりムードメーカとして親友のように慕っている。ちなみに涼浦がざーさんがエロゲにハマってるのは知らないというか、ざーさんはこれをいったら涼浦によってハブられるからその件は強く黙秘をしている。





「ところで、大河なんでアンタ九頭竜と付き合ってんの。あいつヤバいでしょ」

こいつも九頭竜を危険視して毛嫌いしてるが俺にとってはお前の方がよっぽど嫌いだ。




「いやそうでもないけど昨日一緒にそばにいたけどそれほど悪い奴じゃないけど・・・・」

「でも、あいつ次喧嘩したら退学なんだってさ。あいつ嫌いだからさっさと問題起こして退学になってくんないかな?」

「ちょっと言いすぎだよ」

「え?それどういうことなの?」

「もしかして大河達九頭竜から聞いてないわけ?昨日大垣に言われて次問題起こしたら退学なんだってさ。でしょ咲那?」

「う・・・・うんもしかして大河君達は九頭竜さん越しから聞いたのかと思ったけど・・・・」


そんなの初耳だ・・・・・・





「オッス・・・・・」

「噂をしたら・・・・・じゃあ大河また後で・・・・」

「じゃあ僕達も戻るよ。ほら樹落ち込んでないで戻るよ」

「・・・・・・落ち込んでないぞ・・・・むしろ・・・・」

「はいはい。少しは自重しなよ」

キーンコーンカーンコーン

噂をすると九頭竜があくびをしながら遅めの登校しそれと同時に予鈴が鳴り俺のm割にいた者は自分の机に戻っていった。

俺は先生が来る前にさっきの事についてこっそりと聞く。






「・・・・・・・ふぁぁぁぁ。眠い。徹夜でエロゲやってたら気が付いたら朝までやってたぜ。今日から日曜日まで立て続けにアニメと『ドキシス』の収録の続きなのに、この調子じゃ余計に時間が食うな・・・・・」

「九頭竜」

「なんだ。大河もしかしてさっきの独り言聞こえたか?」

「ああ、けど俺だけしか聞こえてないから大丈夫だ。それよりなんで退学についてなにも言わなかったんだよ」

「別にいいだろ。お前には関係ないし、なんとかなるだろ」

「なんとかって、昨日姉ちゃんにガチで取っ組み合いしてただろ。本当に大丈夫か?」

「悪いがオレ、すごく眠たいからその話は後な・・・・・」

「よしお前ら授業を始めるぞ」

起立




九頭竜は見るからにかなり眠たくしており、先生が来て起立するときは完全に寝ながら立っており座る時には完全に熟睡していた。こいつ・・・・本当に大丈夫か。

俺的には推し声優の退学はまずいからなんとかしないとな・・・・・


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