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他TV局と取引。

他TV局と取引。


待合室改造作戦で、一番利益を得たのは、どうやらN○Kのようだ。あのあと、更に各階の入院患者の休憩室にもTVを導入したらしいのだが。

受信料の絡む番組が一気に5つも流せる様になったため、強気で病院から受信料を引き上げたらしい。病院さん、なんかゴメン・・・


あと、一般の診察所でも、もう少し小さい4分割TVを導入検討してくれるところが出たらしい。

各TVメーカーが、久々のTV改革だと力を入れているようだ。


まあ、画像綺麗にしても、離れて見る分には変わらないもんな。増して老眼とかかすみ目とか起きてたら余計変わらん。

だが、綺麗だからこそ分割しても綺麗に見えるのだから、そういうものなのかもな。



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前回の提供先及び資金源データ公開と今回のスピーカ分離TV作戦で他局にも”あそこの局には変な事出来るやつが居る”と認識されたようだ。

ついでに、CMの方も電機メーカーから少々割高に依頼をいただいた。新商法開発のお礼らしい。ありがたく頂戴した。


いい機会なので、他のTV局と接触することにした。

1期目の某国寄り報道、2期目のその余波による収入減、3期目はなんとか持ち直したものの飽く迄支持者のお力であり実力ではなかったため、今まで消極的だったのだが、今回は完全に独自色でキメた成果である。

ようやく他局と渡り合える自力、特色ある部分を作れたので、他局と対等に話を持っていこうと思う。


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市内のとある個人経営の喫茶店。そこに第三放送局の責任者が3人共揃っていた。

対等な立場で何処の第一・第二放送局との取引を持ち回りするか?を相談しよう、と呼びかけたのだ。


私(I)「忙しい中お集まりいただいてありがとうございます」

A「いや、こちらも話したいことあるからちょうど良かったよ」

B「こちらこそよろしくお願いします」


A「先話しさせてもらっていいか?」

I「へ? ま、まあどうぞ」 予定していた資料を配る前に先手を打たれてしまい、ちょっと動転してしまう

A「おたくさん、あの待合室のTV、いくら儲けた?」

I「まあ、それなりにですが。でも、そちらだって今のところ経営は順調ではないですか?」

A「見た目は、だな。ぶっちゃけて言うと、支出がでかい。」


・・・まあ、有利に進めるために暴露した雰囲気作ろうとしてるんだろうな


B「うちも厳しいですよ。大手のように資本的な信用が無いから、番組の制作費がなかなか集まりません。

  その状態でおたくの作戦で小技を見せられたものだから、うちよりおたくに最初を頼みたいという人が出ています。」


あれ?B局にも言われたか。いや、今それに載せられてしま


AB「お願いします、テレ東だけは譲ってください。」

I「は、はい。。。」

AB「ありがとうございます!」


駄目でした。


教訓。案外、心に余裕のない方が交渉力あるのかも知らん。厳しい状態抜けて多少余裕できた(とは言ってもまだ底の方のはずだが)せいで、顔が緩んでしまってたようだ。他の人に頼むべきだったか?


I「あそこはウチも取引したかったのですが。」

A「あそこは大人気ですからねえ。YとASとTBは元々第二放送局と取引していますし、それを除いて考えたらそこしかないでしょう。」

B「Fは論外ですしね。あとは関西とか九州の第二放送局との取引とか考えてみたのですが。」

I「ん?問題点明かしてくれるのですか?」

B「言わずもがな。方言ですよ。方言の解説なければ、同時放送は出来ないですし。こちらの方言も通じないでしょう。」

I「嘉○達夫や吉本△喜劇のおかげで、関西弁は通じそうな気はしますけどね。」

B「北海道のどうでしょう局も検討していたのですが、ちょっと手に負えない金額になっていましたね」

I「あ~。どうでしょう面白いもんなあ。」

A「それ以外のは同じ北国だけあって、あまり面白くないでしょうしねえ」


自前でBIGな番組持っているところはやはり強い。でもって高い。あそこはDVDやマスコット販売すらしてるし、巡礼の聖地になってるしなぁ。


B「かと言って、似たようなことやっても意味は無いでしょう。」

A「あれは人材に恵まれていますしねえ。」

I「何か目玉がないと、足元見られますかねぇ。」

A「動画サイトと連携は、もう第二どころかN○Kすら頻繁にしていますし。」

B「新興のうちらがそれやっても、N○Kと一緒に受信料取っているみたいなものだから、金とって動画サイトの出しているのかと不評買いそうです。」

I「ガチ目の動画作っている人って、金かけて作っているなって分かりますものね。どうしたものだろう?」

B「動画製作能力を売り込みたい人は、動画にHP載せていますよね。あそこに連絡してみるのも手なのでしょうね。」


第三放送局が出来てから間もなく、会社名を載せた動画も増えた。番組作るから能力買ってくれって事だろう。

TV局が増えるということから、大手の派閥争いに疲れた人たちがTV局を退職して新規に番組制作会社を立ち上げたり、TV局運営コンサルタント会社を作ったりしているのは、なんとなくわかる。

また、元々下請けしていた制作スタジオが第三放送局相手に売り込みしている。

でも、お値段優しくないのです。これでも第一第二相手に売るより安くしていますって言うのも分かりますが。


・・・そういや、そういう人たちほど、TV局作成スタッフにしてTV局作れば良かったと思うのだけど、何故政府はそれを許可しなかったのだろう?

番組売り込みはOKだが、経営陣どころか社員にすることすら不可だったな。

全くTVどころか動画も作ったことのない自分が何故、今のTV局運営しているのだろう?まあ、仕事なくて困ってたからというのと、政府でバックアップしてくれると言うからやってみるだけやってみるかと思って、今こうしているのだが。

カメラの動かし方や、放送機器や編集機材の使い方すら講習会開いて教えてくれたのも不思議だし。

いや、N○Kが受信料徴収する理由を増やしたかった、ってのは分かります。色々教わった以上、うちも払うことには全然文句ないし。

でも、絶対それだけじゃない。他の理由は一体何だったのだろう?


そう考え始めると、番組を作ってもらうというのもちょっと気が引けてきた。裏が分からない。ここで政府の不評を買って、技術援助を切られても困る。

政府にベタベタに頼ってしまえばいいのだろうか?それが狙いだとしたらあからさま過ぎる。

それでも、頼るべきか??


I「う~ん。いっその事、政府にブラックリストでも作ってもらったほういいのでしょうかね?」

A「ん??何を唐突に?」

I「解らないのですよ。今までTV局運営や制作に関わってきた人たちをスタッフに出来ない理由が。」

A「それが今の話となんの関係が?」

I「番組作成陣にそういう人が入る事を、政府が嫌いそうだなと。そういう入れたらまずい人たちをブラックリスト化してくれないかなと。」

A「そんなの、大っぴらに出来ないでしょう。公平ではない。」

I「そうでしょうか?既に公平ではない上にコストが上がる要因なのに、何故与党で問題にもされていないのか?よっぽど都合の悪い何かがあったのでは?」

A「野党と第二与党は騒いでいますがね。まあ、そうだったとしても察して動くしか無いでしょう?どちらが悪いのか判る物じゃ無い。」

I「まあ確かに。リストが漏洩したらヤバそうですものね。」

B「動画作成会社に作ってもらうのは当面回避ですかね。」

I「考えだしたら面倒臭くなってきた。」


といいつつ、つけらっと番組制作会社に連絡前に、そこの会社は大丈夫なのか政府に聞いてみるか。と思った。


I「うまく考えが纏まりませんね」

A「まあ方針が決まっただけ、あとお互い話し合えただけ良しとしましょう」

B「そうですね。政府の意図がこちらに試行錯誤してほしいと言う事としてこちらは動くことにします。

I「実際、それしか無さそうですものね。」

A「それが狙いなのかも知れんね。何か思い切り新しいTVにしてほしい、とか。」

I「あ~。既存じゃもうアイデアが出尽くしていると?」

A「だからこそ、おたくさんのアイデアを政府が後押ししたんだろうな。シロウトだからこそ、今まで無かった考え方が出来るんじゃないかと。」

B「逆にシロウト臭い方が良いのですかね。」

A「そうかも知れん。とにかくやってみるしかなかろう。」

I「じゃあ、アイデア被りが出ないように、新しい事するときはお互い連絡し合いますか。」

A「そうしよう。どちらが言い出したか、ちゃんと録音するのを忘れずにな。」

B「ですね。」

I「あとで議事録と録音データ送りますね。」

A「了解。まあ、意義はあったかな。」

B「お互い、意外と話し合える相手だったと分かっただけでも良かったでしょう。」

I「ありがとうございます。また、機会あったらこういう場を設けましょう。」

ABI「では。」



なお、局に帰ってスタッフにおこられたのは当たり前である。目玉は取られるわ、結局自分らで番組作るという面倒くさい方針になったのだから。

しかも、資料結局使わなかったし。





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