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2-1彼について。
(いつものところで。)
ラインが来ていた。
今日はバイトが12時から21時までみっちり入っていて、しかも8時50分からの一限のみでなければならないというかなりヘビーな1日だった。
(待っててね)
ラインを返す。
そう。行かない訳がないのだ。彼の呼び出しは絶対だ。事前に予定がない場合などを除いて、呼ばれたら行くと決めている。しかも、かなりの頻度で突然呼ばれる。事前にいつにしよう!とかの相談はない。だからいつも空けている。友達と会うときは、この日は遊ぶ予定があるからね。っと先に先手を打っておく。なぜなら断りたくないからだ!ごめん。今日は友達と遊ぶ約束なんだ!なんて断り方をしたら、一発で振られるかも知れない。彼にはそんな拘束力が備わっていた。もしくは、単に私が狡い女なのか。もし、断ったらどうなるのだろう!?ホントに振られるのだろうか?疲れているのに悪かった。などと優しい言葉をかけてくれるのだろうか?試す勇気が私には無かった。