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未定  作者: Li
3/24

1-2彼について。

ピンポーン!

彼がベルを鳴らした。

直ぐに注文を取りに店員のお姉さんが現れる。


「なに飲む?」


「え!?」


メニューを開いて聞いてくる。すぐに見易いようにメニューを此方の向きに直してくれる彼。


「えーっと!?」

「じゃあこのザクロサワー」


「ザクロサワー!」何故か復唱される。


「何よ!!」


「自分は生で、あと、豆腐サラダと、ハートのタレとつくねのポン酢乗せと、ホッケとサーモンとアボガドのカルパッチョ」

「後何かある?」


「いえ」店員のお姉さんに笑顔を向ける私。


「以上です」


店員のお姉さんはちょっと笑いながらその場を後にした。


暫く沈黙が続く。携帯をいじり始める彼。

口火を切る私。


「ビンゴゲームは!?」

「するの!?しないの!?」


「あーごめん」

「するするー」


「何かドリンク賭けるんじゃなかったっけ!?」


「それが何か?」


「「何か?」じゃないでしょう!?」

「何かいきなり注文するし。」


「それが何か?」


「もういい!!」


「……」


「だってさ、居酒屋きたら、まずドリンク頼まないと可笑しいでしょ!」


「そりゃそうだけど」

「ビンゴゲームはどうするの?」


「え!やるよ。」


「勝って好きなの選ぼうと思ってたのに」


「まーそれもそうだな。じゃあ2杯目からってことで。」


「…わかった。」



「あ!そうだ!!1個空いたら一口飲めるってどうよ。今喉カラカラだけど。」


「嫌!!」


「じゃあOKね!」


「なんでだよ!!!」


そんなこんなでスマホのボタンが押された。


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