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マンガみたいな急展開
いつも通りに1日の業務を終わらせた私、園川手鞠は、今日も同じ帰り道を歩いていた。
「うーん、やっぱり夜は、気持ちいいねぇ」
今日の仕事もハードだった。
午前中は、パソコンとにらめっこ、午後は会議と、やたらスケジュールが詰め詰めの日だった。
こんな毎日を続けていたら、身体が壊れそうだ。
1日くらい、息抜きが必要かもしれない。
「今日は、ビールでも買っていこ!」
そう言って、コンビニへと足を運ぼうとしたその時、
パパーーーー!!!
大きなクラクションの音がして、振り向いた。
そしたら目の前に、眩いライトが照らされて、前が見えなくなる。
ーぶつかる!
覚悟を決めて、その後の痛みに耐えるために、ギュッと目をつぶる。
程なくして、ドンッという音と、それと同時におきた身体中に走る痛み。
跳ね飛ばされ、身体中の痛みに、意識が遠のいてゆく。
私、死ぬのかな・・・?
ーそこで、私は意識をうしなった。