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『剣と魔法と光線銃って!?』  作者: Ark-Royal(Aircraft carrier)
『プロローグ・ダライバル宇宙軍編』
7/35

『ようこそ我が美しきドマーニ国へ。』――その7――



さて。最近様々な事で略滞っていました光線銃ですが。


ようやく投稿再開です(笑)


そんな訳で前回の続きになります今回は。


ここ惑星アムールに亜光速アウトしてしまった。康介達を載せた巡洋艦シャルンホルストと。宇宙海賊ヴァンガード所属の巡洋戦艦。

その二艦を襲う謎の敵巨大生物に曝され。撃沈寸前の惨状と化す。



そんな中。最後の作戦に移る康介を含むパイロット達は。



そんな訳で。



『剣と魔法と光線銃って!?』

始まり始まりっ!

 



 ここはドマーニ国領地内にある。西の商業都市スコン。

 都市内部から離れた場所。そこには高さ14メートルは降らない石畳の遥が聳える。

 その遥か先まで続く露骨な壁は。

 ここスコンだけではなく東の都テルテスや。

 ドマーニ国首都エンボスでも同じ高い壁が存在する。

 外部からの侵略…。

そして度重なる戦と。その結果築き上げた文明…。



 そう。この星に住む人々が築き上げた。"魔導科学"が発明されてから人々と共に存在する別種族――"魔物"達の存在がそうさせたのかも知れない――。





  ▲▽




 時折轟音を響かせながら突風が突き抜ける。 その強風に煽られバタバタと幾つもに設置された分厚い布が騒ぎ立てる。



 その布地に深々と身体を沈め。両手に持つ双眼鏡らしき物を持ちながら敵が来るであろう遥か先に見える山脈を眺める。

 何処かしらの監視役なのか。ジャラリと右脇に刺す通信用クリスタルが幾つも目立つのである。



「(遅い――あまりにも敵の足取りが遅すぎるわ……。しかもあの山脈に立ち込める黒雲…まさか我が部隊と好戦?。まさかあんな軍勢を――。)」



「あっ!!嘘っ?山の形がっ!?」



 ぐっと双眼鏡を持つ両手に力を込める。索敵。及び通信担当の彼女の目には信じられない光景が映る。



 その遥か先。山脈を突き破り幾つもの巨大な茸雲が発生。数秒もたたない内に砂埃が一気に突き抜ける。そして彼女が身を潜める近辺の防御用の分厚い布が一斉に吹き飛ばされる。



 突如。吹き荒れる嵐が襲いかかるのだ。



「きゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!」



「どうしたっ!?これは何の騒ぎだっ!」



「遂に敵襲かっ!ルウ。一体君は何をしていたっ。」



「ラルフ隊長っ。私はっ!それにあれをっ。」



 地響きと共に吹き飛ばされそうになりながらも必死に索敵係の彼女は血相をかえる隊員達に告げる。



『――難攻不落の敵機動要塞が。何者かの光線により山脈事消滅した。』と!





  ▲▽





『謎の障害物。敵艦の主砲により蒸発。』



『更に第二射っ!やべぇぇ。障害物を貫通しながら我が艦に来るぞっ。お頭ぁぁぁぁっ。』



「狼狽えるな。防御フィールドは?」



『後2〜3回が限度です。持ちませんよぅぅ。』



「ちっ弱音を吐くんじゃねぇ!防御フィールド全回っ。取舵っ!そして全員何かに捕まれっ。」



 数時間前のダライバル星間国家連合軍による。アンゲロイ連邦軍の構星破壊兵器ラフレシア。

 及びこの星系に潜伏する宇宙海賊組織ヴァンガード。


 それ等を一掃する作戦に見事に巻き込まれてしまったヴァンガード所属の巡洋戦艦。

 その火線から逃れるべく無差別的に亜光速航行を強行するも。



 ダライバル連合の強力な巡洋艦を巻き込み未知の惑星アムールに亜光速アウトしてしまうのだ。



『敵艦…。第二斉射ありませんっ!』



「そうか。遂に我が艦に降伏勧告か。」



『いえっ。それが敵艦から多数の融爆。船体傾きます。しかも…なんだあれは!我が艦にもっ!』



「なにっ?敵艦搭機ではない又謎の攻撃かぁぁぁぁぁっ!直ちに迎撃っ。いや。防御フィールド全回っ。」


『お頭っ!間に合いませんっ。』



 再び数分の沈黙を破り謎の攻撃に曝されるヴァンガード所属の巡洋戦艦。

 対ビーム用の防御フィールドは全く役に立たず。無数の巨大翼龍が一斉に火炎弾を打ち込む。



 船体各所の深紅の装甲が砕け。そして捲れ上がる。


 そして各エネルギー伝達装置から融爆。250メートルの巨体から次々に黒煙を吐きながらゆっくりと旋回飛行する。



 機械科学文明の結晶が尽く崩壊する。



「うぐっ!まさかここまで来てダライバルならまだしもあのような素性の解らぬ生物何かに。」



 度重なる衝撃が襲い周りに犇めくコンソール類からバチリ…と。絶え間なく火花を散らす。



 目の前の共に過ごして来た仲間達。更に馴れ親しんだブリッジ内は既に見るも無残な惨状と化す。



 破壊された強化ガラスの破片が散乱する中を。外界から一際強い風が吹き荒れる中。深々とキャプテンシートに身を静める。



「くそっ。我が艦隊も既に無く。生き残った我々も…。こうなったら……ふふ。潔く腹をくくるかな。」



 その一言を言い残し。未だ目の前に群がる未知の生物。

 及びそこから見える敵ダライバル巡洋艦に逸し報いる為。

 キャプテンは艦を敵艦に向けるよう指示を促したのである。




  ◆◇





「おいっ!これは一体どうなっちまってんだよぅ。通信がっ。おいっロリっ。ブリッジ応答しろ。」



 ごうごうと地響きを残し。総ての電気系統が完全にロストしたのか。機体のコクピットに身を沈める。そして周りから響く轟音にかき消されるも必死に通信機に呼び掛ける康介。



「くっ!又っ。」



 その瞬間にも。何処かしらの区画が爆発したのか。小刻みに、ここ。機体格納庫内が震撼するのだ。



「ったくよぅ。外部からの何の情報や指示も無しでおだぶつかよ!」



 康介は。一声格納庫内に響かせながら先程から完全にロストした機体内通信機を軽くこづく。

 そして彼のせっかちな性格なのか。

 コクピットハッチから飛び降りようとするが。慣れない重力に体重を持って行かれる。



「うわわっとっ。いけね。ここは無重力じゃぁぁ無かったんだよな。」



 その一言を口内に呟きながら今度はちゃんとした足取りで。

 機体コクピットハッチから飛び降りようとする。



「おお〜い。赤城ぃ。」



「んあ?篠崎に――ライたっ。たた隊長かぁ?」



 康介は。飛び降りようとする体制のまま突如自分の下方から自分の名前を呼ぶ知り合いの顔触れに一端動きが止まる。



 そして、何かしらの重要事項なのか。下方から康介に向かい。自分達の隊長である。ライリッツ・ホト・オーヘンと呼ばれる人物が鼻を鳴らし此方に来いと促しているのである。




  ▲▽




「そうか。俺達が追って来たヴァンガードの戦艦が。この船もヤバイと…。」



 リノリウム張りの床一面に砕けた強化硝子が散乱する。それ等を堅いパイロット用の靴底で砕く。



 自分達を含む数十名のパイロットや生き残った整備員達が既に機能停止した薄暗いミーティングルームにぞろぞろと入る。



 そして康介も又。この船の。そして最後の生き残りを掛けた作戦に参加するべ親友である篠崎。そしてラスラと共に居た。



「なぁ。篠崎…。そう言えばあいつ。あのライって隊長。この作戦を仕切るとか…?」



 キシリ…。とこの部屋に設置された背もたれ式の椅子を鳴らす。そして只今この作戦を独断で仕切るライと言う男を。

 そしてその脇でせっせとこの部屋の配線や電気系の応急処置を作業し始める数人の整備員とラスラの後ろ姿をぼんやりと眺める。



 そんなぼんやりと口を開く康介を横目に両手を堅い机にそえながら口を開く篠崎…。



「あ?俺達の隊長か?まぁ。我がダライバルきっての指折りのエース様ぐらいしか解らんぜ。」



「だよな。俺達を含む小隊だって念願の最新鋭機に配属されてからも。まともな作戦に参加してねぇぇしな…。そんな矢先にこれだよ!」



 康介は。両手を頭に回しながら起用に背もたれを倒す…。既に機能を失った天井。そこにズラリと並ぶ発光用ボードを眺める。



「俺達…。今度は無事に生き残れるんかな…。前回の隊長。"ダン"さんが戦死ぬ前はなぁ。」



 この船に竣工当時からの慣れ親しんだ同期パイロット二人は自分達を叩き上げてきた今は亡き先輩をふと思い出すのだ。



 前の見えない作戦。この自分達の住む家になるシャルンホルストは度重なる謎の敵攻撃により沈没寸前。 当然上からの命令も滞る最悪の状況下に置かれた康介は。この謎の敵生物撃滅の独自の作戦にあまり前向きではないのである。



 そんなため息まじりの康介に親友である篠崎は康介を思ってかあらぬ質問を促すのだが。



「最後の作戦かぁ…。俺達。この先どうなっちまうのかな。」



「なぁ。康介。」



「――あん?なんだ篠崎。故郷の母ちゃんでも思いだしたか?」



「いんや。あいつ。あんたと幼なじみの彼女。"ラスラ"だよ。いいケツしてんな…。」



「え?――うわっ!ばっ。」


「もう最後だからな…。"良く見ておけ"。もう二度とこの先拝め――。」



「ってコラァッ!そこの二人っ!」



 と。やはり後方から来る視線を感じ取ったのか。更に特徴のある長い両耳をピクリとさせる。そして整った可愛い顔を引く尽かせる事僅か0.5秒。

 当然間髪入れずに堅いボード用の電子ペンと四角いボード消しが略同時に襲いかかる。



 それ等をギリギリ紙一重に回避する篠崎。そして隣側の康介はというと。



「ぐぬぬ……。ラスラ。あんたやりすぎだろww」



 お約束のようで両手で器用に頭をさすっていた。



「おまえ達。隊長がどうとかよりちゃんと作戦の目的分かってんのか?」



 崩壊したミーティングルーム。ひび割れたコンソールボードを応急処置を施し。先程前の惨状で額に冷や汗を流し固まりだすライに軽く会釈をする。



 そして足速に康介達の隣に腰を降ろす。近くでひそひそと会話する輩をスルーしつつ今度は篠崎の額を軽くこづくラスラ。



「あなたに聞いてるんだよ!篠崎総長殿?」



「いって!…。いやね。俺は只こいつが"ラスラちゃん"があまりにもキュート――?」



「うおっ!?俺かっ?何故俺にふるっ。元はと言えばあんたが"ラスラのケツ"を見ておけって。」



「「やばっ!?」」



「おっ。おまえ等でこぼこ兄弟がぁぁ。前から僕の名前を気安く呼ぶなと…。」


 まぁ。その後は。とあるお"バカなパイロット"二人と"半キレ状態のラスラ"の怪力により。

 ここミーティングルームは正にシリアスムードぶち壊しなお祭りムードな惨状と化したのは言うまでもなかったのである。




 更に無理やりだが

次回へ続く(笑)。



とりあえず、まず最初に。康介達の活躍まで話が進みませんでした。



そして次回。いよいよ待ってましたの康介を含むスピットファイア隊の活躍。行きます!



そんな訳で。


次回もお楽しみにっ!

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