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『剣と魔法と光線銃って!?』  作者: Ark-Royal(Aircraft carrier)
『プロローグ・ダライバル宇宙軍編』
4/35

『ようこそ我が美しきドマーニ国へ』――その4――

うん。

まず最初に。このプロローグ後2〜3位続きます。


誠にすみません。



んで。


前回に続く今回は。いよいよ本格的に海賊掃討作戦に赴く康介達。



そんな中艦内ミーティングルームでの作戦会議中を抜け出した矢先。突然の出来事が彼康介襲う。



そんな訳で。


『剣と魔法と光線銃って!?』始まり始まりっ!

 




『第26から27番から弾倉装備班に上げろ!』


『6番機着艦シークエンスに移行。直ちに整備員、及び各部チェック員は急行せよ!繰り越す』


『Da-057哨戒機の発艦はどおした!そちらを優先させろ!』



 けたたましく艦内放送が鳴り響く中。 シャルンホルスト格納庫内を縦横無尽に飛び交う整備員達。 各々が持ち場に着き機体下部に設置してある火器類や、機首部分に設置してある各センサー類をくまなくチェックして行く。



 ガコンと香ばしい音源を響かせ次々に左右主翼下にあるラックに小型ミサイルポッド類を設置完了させ。


 機体整備員達は。迅速に格納庫から退避するのである。

 それと同時に数機の機体を乗せる全幅30メートルにもなる大型エレベーターが独自の駆動音を響かせゆっくりとカタパルトハッチまで登って行く。



 ラスラはそんな様子を横目にしながら今現在自分達が担当の機体。25機からなる艦載機の内たった3機しか導入して無い特機。


 スピットファイアⅢ


 その機体の最終チェックをするのである。



「(とりあえずは一通りのシステム関連のデバイスは大丈夫っと。

にしてもこんな未だテスト段階の追加ブースターまで。今回の作戦。一体なんだろうな。)」



「(たしか…。今現在の宙域を荒らし回る海賊とかの掃討作戦だっけか。ううん!そんな事よりも早く済ませなきゃ)」



 何かしら気になる事が頭を過る中。それを掻き消すように機首元に設置する端末を叩く。 そして火器管制やこの機体の要にもなる可変システムと。次々に端末内の液晶画面越しの表示がオールグリーンになる。



「うん。とりあえずは僕の役目はここまで!後は――ったく。あのおっちょこちょい。一体何処をほっつき歩いてんだよ。」



 その一言を口内に刻みつけ。未だ来ない肝心な人物に向け、文句を促すのである。





  ▲▽





「――以上述べた通り我々は。先に出撃した先見部隊の斜め後方8時方から挟み込み。敵艦の動きを封じる。意見は?」



「はい。いくら少数とはいえ我々は正規軍です。我々正規軍よりはこのような海賊如きよりも本来のα星系の奪還作戦に参加した方が――。」



 出撃前のミーティングルームに集まるこの艦のパイロット達。

各々が各自意見を述べながら作戦の要である。今現在の宙域に潜んでいるテロリスト。及び海賊の掃討作戦の具体的な内容を聞く。



 そんな様子を遠目に見つめながら数名の人物。最新鋭機スピットファイアの小隊のメンバーが壁ぎわによっかかるのである。



「なぁ。聞いたか?今回の作戦。」



「んだよ篠崎。あんたはいちいち声がでけぇっつの。知ってるよ。又々どっかのお偉いさんがてめぇぇの株を挙げんのに立てた作戦だろうが。」



 青を主張としたパイロットスーツに身を包むメンバー。康介と篠崎。そんな様子を無視しながら肩までの金髪を揺らしながら聞き入る美青年。



 多分今回の作戦でも前線に投入されるか分からずなのだか。一様はミーティング会議に出席はするのであるが。



 今作戦をあまり乗り気では無い様子なのであるか。康介は大体の事を頭に叩き込みつつ解散前にミーティングルームを後にするのである。



「(ったく。皆してあんなやる気まんまんな態度しちゃってさ。今回だって…。あんな真っ暗な場所でドンパチかよ。)」



「(せっかく――せっかくさぁ〜…。初めての大作戦に参加してあのα星での空を――念願だった何処までも限界が無い大空を飛べると思ったのにな…。」



 背後から伝わる開閉音を後に。やるせない気持ちを無理矢理押し殺す。 そして艦内通路に設置されている移動用グリップまで右手を滑らせる。



 右手瞬間から伝わる軽い振動と共に。視界の景色が流れ出す。



「(青空か――そう言やぁ〜もうあれから何年だっけか…。あの惑星。W327だっけか。

あそこで見た空。あの時親父に連れられて見た空があるからこそ俺は――。」



 ゆっくりと流れ出す景色を虚空をぼんやりと眺める。 そして昔の頃。

 幼少の頃に一度だけ見た景色に思いを巡らせる。



「(くっ…。ったく俺らしくもねぇぇな。ま!その内に羽ばたけるチャンスが?……って!?)」



「うわわっ!どけどけどけ危な?」



「――えっ?きゃっ!」



 しかしそんな彼の思考はある人物により断ち切られるのである。

 自分の視界に突然入る一人の少女。一体何を考え事してたのか。そんな少女の姿が差し迫ると同時に右手に持つグリップを放す。

 しかし勢いを増した慣性力の前には減速は不可能であり。とにかく身体を捻らせ必死に目の前の少女を躱すべく必死に身体を揺らし。そしてねじらす。



 一方少女の方は先程は可愛らしく黄色い声を上げたが。彼の軌道を瞬時に読み。

 そして黒髪を揺らし。目一杯身体を丸めながら一回転をする。そのお陰もあってか何とかギリギリ数センチで衝突は避けられたのであるのだが。



「痛っ!」



 瞬時少女の頬を霞めたみたいのようで。明らかに自分とは違う種族の鮮やかな緑色の液体が無重力に浮かぶ。

 そんな様子を見つめ。ハッ…と我に帰り。

 そして目の前で煮え切らない表情で頬に手を当てる少女が一体誰なのか覚る。 更に逆に額から冷や汗を垂らす康介なのである。



「あっ。いったたぁ〜。顔切ったし…。ってコラッ!おまえっ!あ〜か〜ぎぃ〜…。一体何処に目玉(めんたま)引っ付けてんのさ!」



「うっゲェ……。ら…ラス――。」



「ってコラッ!又僕の名を」


 そう。目の前で仁王立ちしながら見下ろす彼女に何も言えない素振りで居る康介。

 しかしその康介の手に柔らかな感触が走ったと同時に。グッと彼の手を掴み勢い良く引っ張られ。カツン…。と渇いた音を響かせ二人して無重力の中を泳ぐのである。




   ▽▲




「ったく…。ミーティングに行くんなら早く言ってもらわなくちゃ。いくら待ってもおまえが来ないからわざわざ探したんだぞ! おまえの機体は特別なんだからさぁ〜…。ちったぁ〜出撃前に顔を出すなり指示をしてもらわなくちゃ!」



「うん。ごめん」



「又々ぁ〜何でそこで謝るんかなぁ〜…。もういいよ。終わったから。」



 そんな二人の声が薄暗い空間に伝わり呼応する。



 天井付近まで強化ガラスで覆われた空間。艦内通路を行き来するその他のクルーの姿を背に少し広いスペースの休憩室。 



 目の前に見える強化ガラス越しに見える星々を眺めながら手摺りに身を沈め。 康介は隣に手摺り越しに腰を降ろすラスラの横顔を眺める。



 右頬に刻まれた痛々しい傷は先程前。康介のパイロット用スーツにセットしてある治療用処置での大きな絆創膏が目立つのである。


「なぁ…ラス――。」



「もういいよ。僕の名前呼んでも。ここには誰も居ないし」



 そう。彼を含むこの艦のクルーには様々な星系の種族が共に過ごし。その中心になる康介を含む人類は。当然身分も違うのである。


 身分が違うラスラは当然一番下の位に位置し。その殆んどは最も過酷な反核融合動力関係やその他の肉体労働に回される。



 そして。目の前に共に居る同じ年の少女ラスラも一様書類上は康介自身の家族で登録されており。彼の機体整備員を束ねる班長を任されているのである。



 そして今現在彼女の横顔を眺めながら。ある物に気付く。彼女の特徴のある突き出した長い耳。その下側にキラキラと輝くある物を。



「なぁラスラ。それ…。まだ付けていたんだ。」



「ん?――ああこれね。まぁ〜これは赤城。おまえからの唯一の。」



 何かしらをアピールしたいのか。特徴のある黒髪をフワリと片手で促せ。耳たぶに付けた小さなイヤリングを彼に見せるのである。


「んな古くさい物を。」



「んな! なによ〜。悪い?」



「いや… っつーかさぁ。ラスラ。今度。」



「今度?まさかおまえコイツを捨てろとか!」



「ハッ!?バカ。違うって。だったらさぁ〜。今度今の作戦終わったら。何処かのコロニーで…。もっといい奴を――。」



 瞬時その一言を告げようとした矢先突然彼の首に両手を回すラスラ。



「うわわわっ。ってこら!ラスラ。」



「動くなっ!……ほら。これ。今はこんなのしか無いけど。」



 突然の出来事に固まり出す。康介の首の後ろに両手を回す。

 彼女の黒髪からなのか ほのかに鼻を擽る香りから解放された康介の首元に何かしらを取り付けニッコリと可愛らしい笑顔を見せるラスラ。



「これは?と言うかこれっ!あんたの大事な。」



「うん。取り敢えずこれおまえに預けておく。これは僕が昔住んでいた国に伝わる。御守りみたいなもんかな。」



 そう。この出撃前に彼女から預かった物。

 この何処か透き通るような水晶(クリスタル)が康介にとってこの先に待ち受ける過酷な運命を切り開く鍵になる。

 そんなとても重要な物になる事を、今は知るよしも無かったのである。




 更に無理矢理だが。

次回へ続く。

そんな訳で。何かしらの魔法アイテムを受け取った康介。


果たしてそのアイテムをこの先どう使用するのであるか!



そして次回。

いよいよ海賊掃討作戦開始です。



そんな訳で!

次回もお楽しみに!

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