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『剣と魔法と光線銃って!?』  作者: Ark-Royal(Aircraft carrier)
『入り乱れる天空人達の追憶』
24/35

『静寂に咲くあの花のように――』――その12――

さてさて、かなりの期間大変お待たせしましたっ!


前回に続く今回は?


康介達が滞在する惑星アムールから遥か数光年離れた宙域。


かつてのシャルンホルストでの生還した意外なクルー達から始まります。


そんな訳でっ?


カナン「ふぇ?……」


康介「あの…この"ロリ"は?」←


カナン「ピキッ!(怒」←

 

 

 マイナス140度の漆黒の空間にぼんやりと赤黒いガス雲がゆっくりとした軌道で渦を巻きながら妖しい光明を奏でる。

 大規模に点在する濃密に収縮されたフロンガスがあたかもかつてこの宙域に生命の源でもある原子核を分裂爆発し暗闇を照らす恒星の名残だった事は誰が知るのだろうか――



 オリオン星系M48宙域。通称α星系と謳われる赤色巨星。ベテルギウス宙域にてアンゲロイ連邦。並びにダライバル連合先遣艦隊数万隻からなる海戦は、双方陣営での禁断の悪魔の兵器。"恒星破壊兵器"による大規模殺戮の後。超新星破壊により恒星は消滅。その後双方は降着状態の結果で幕引きとなる。



 人類と呼ばれる一種族が自然界に犯した罪。この世界の創造主にもなる神に対しての冒涜と言われるにしては犯しきれない大罪を尚も背負いながら戦い続けるのか。

 その執着の向かうのは滅びの道しるべしか無いというのを未だ知らずに――




          ▼▽




 人為的に消滅した星系に無数に散らばる小惑星規模にもなるデブリ宙域を幾つもの青白い光跡が高速域に走り抜ける。


 深紅に彩られた装甲を数発のパルスレーザーが掠め、デブリに着弾!

余波が遥か後方に拡がる中。

 追尾戦に持ち込む銀色に照らされる3機編隊がフォーメーションを組み一瞬て次々と通過!中央を飛行する機体を軸にガゴッと姿勢制御スラスターを吹かし扇状に散開する。



「ちょこまかと、まぁどうせ奴等はお得意な機械じかけの”デク野郎(アンドロイド)のパターンはお見通しなんだよっ!」



 密閉型のキャノピー越しに有視界に捉える敵機のノズルの動きを捉えては、その動きをトレースするパイロット。


 操縦桿を倒しながら、熟練の感を頼りにスロットルを絞り込む。

程よいGを背中越しのシートに刻みながら今度は逆バレル軌道での複雑なマニューバをやって除ける。

 そんな中、軽く舌打ちの後主翼を70°傾け感性的にバンクを描き、持ち前の感に任せ僅かに回避。

数箇所に浮遊するデブリを粉砕しながら高熱源のメガ粒子が暗闇を切り裂く!



 既に船体の7割が損傷しても尚抵抗する160メートル級の深紅の巨体を捉え。

差し迫るアンゲロイ所属のフリゲート艦の熱源区間にセンサーをロック。


 容赦無しに主翼付け根のラックから2発づつの対艦ホーミングをぶち込みながら左右から通過。


 有視界に捉える艦のブリッジ中央に斬り込むように後続の1機も主翼付け根にあるパルスレーザーを撃ち込み吹き飛ぶ様を辞任する。



 遥か彼方での破壊の余波でこの宙域に未だ点在する数十隻からなるダライバル艦隊が映し出されては、再び漆黒の世界に溶け込む。



 艦隊の役半数以上がここα星系から亜高速離脱する中、アンゲロイ艦隊を掃討作戦と調査を任務に行動する650隻規模の艦隊が未だこの宙域に点在し、ガス雲に溶け込むように何かしらのフィールドを形成する中規模な機動要塞を中心に集結する。損傷が激しい艦を駐留し、修復可能な艦から数10隻規模の小規模部隊を編制しつつ核融合独自の青白い光跡を残しながら再出撃していく様が暗闇に浮かぶ。





 その小部隊の一角にて、今現在同じくアンゲロイ残党追撃任務に駆り出されるシャルンホルスト級巡洋艦。プリンツオイゲンと並行するように航行するグナイゼナウのブリッジ付近では、ある人物が報告書を束ねながら艦隊司令にもなるシリウス宙域からの通信に頭を掻き毟る。



「私はあの作戦自体悲参加の証明はした筈です。全クルーの内死亡者52名。行方不明者160名も出した事はこの”ルカ・ニクセンブルクが全責任を?司令?聞いてますよねっ」


『まぁ落ち着きたまえ、等作戦の人為的喪失はあくまでも予想以下に収まり本国からは君達クルーの損失事態も対象外でもあるのだがねぇ』


「あの、そんな事は予想はしています!私が言いたいのは――」


『君の叔父に当たるスカリエッティ提督も大変喜んで評価もしている…それよりも本題は君達が遭遇したと言う"未開の惑星"を偶然にも発掘したとの報告を軍上層部は高く評価しているのだよ?その報告書も極秘事項に一任し、改めて君には……どうしたんだね?ルカ少佐』



 数百億の星系を束ねる巨大組織。その規模故の当たり前の返答に彼女は様々な腹黒い上層の思惑に耐え切れない気持ちを押し殺すようにギリ…と奥歯を噛み締め通信を切る。

 あの未知の惑星にて共に過ごしてきたクルーを失い。修復用ドックにて渓流中の自分が所属する巡洋艦シャルンホルストをブリッチ脇に設置されたコンソール越しに眺める。


 小型タグボートの青白いノズルが全長250メートルの船体各部を照らしながら次々とハイパーセラミック装甲を運ぶ様が写し出されている。



 露骨な形相を催す新たに設けられた2機の光学用シールド装置が船体左右にあるバルジ装甲の代わりに取り付け作業中なのだろうか。


特徴ある黒縁メガネから蒼い大きな瞳を覗かせコンソール脇の座席から彼女にある資料を手渡す小柄な少女に気付く。



「副長。もうお身体の方は大丈夫なのですか?。あの光学用装置は、先の惑星での謎の生物に対抗する為に設けられる”ディミクション社に依頼したシールド装置ですよっ。惑星での生物に見られるDNAを分析しての最良な…」


「それより”ルラリータ”少尉。あなたまでこの作戦に加える訳には。いくら生態修復装置での治療を施したとはいえこんな"短期間で調整層”から出るのは。それにあの技術は元々敵国の生態アンドロイド用のを使用してのだし。いい?時間は掛かるけど軍の施設でのちゃんとした治療を」



「うん。あたしなら、全然平気です。それにあの星で、行方不明の康介を含むみんなの安否も心配ですし。だからこの作戦に志願するために技術士官にお願いもして」


 カナンの表情は、けして以前垣間見た同僚との楽しげな物とは、ほど遠い物だった。あの惑星にて重症を負い既に心拍停止した彼女を救った。かつてのハイスクール時代からの同僚。"箱守(はこもり)恵美(めぐみ)"が自分の生命と引き換えに得た自身の身体を呪っていた。


 あの惑星での戦闘中、重さ数トンにもなる天井が頭上から容赦なく落下。既に80%機能停止まで破壊された臓器やその他を敵国でのバイオテク装置での強引な治療をある技術士官に頼み込んだのも彼女だ。そして、ある種の生態装置にて自分を救う為、自ら人体実験に志願したのも唯一の掛け替えのない親友である彼女本人なのだから。



 複雑な思考を交差させながらも、カナンを含む生還した元シャンホルストのクルー達は再び未確認惑星でもある"アムール”を探索する任務に就く。それが自らの運命が最悪な結末を向かうと知りながら――







          ▽▼






 天井一面に張り巡らされた空調からなのか、頭上を走る配管を震わせながら凝縮された気圧が駆け抜ける異音に気付きはするも。


 兵器と良くありがちな知り過ぎているあたかも今現在目の前にて恐怖にされている者達。


 この巨大遺跡を根城にする盗賊団のメンバーらしき剣士や甲冑に身を包む兵士崩れの雇われ人数名が不安気に会話する様が、そうであせきしょくるように。



「まさか、想定外な程の高出力エネルギーが尚も増大中とは…あたしの誤算だったな」



 あたかも永すぎる年月で半分座礁する形で横たわる巨大遺跡。その恒星間航行用巨大移民船も又。ダライバルやアンゲロイ連邦と言った星間国家。若しくは第三者的な科学技術が生み出した産物でもある事実。

 相当な年月で朽ち果ててはいるが、その艦の中心部にある半核融合システムは未だに僅かながら稼働していたという事も会いまり、それ等の技術士官なら解説し、再起動させ何かを企てる。


 ナッサウは予想外での対応の遅れに自身の能力の無さに怪訝し、拍車を掛けるようにこの遺跡後を拠点とする盗賊団の一部とのいざこざに水色ショートの髪をかきむしり。苛立ちを隠せずに居る。

その様子を康介は気にしながらも上手く対応しようとするのだが。



「おいっ!だから言わんこちゃねェ…たのむっ。お前達は天空人だろ?ならこれは」


「どうでもいいから早くここから逃げるんだよっ!」


「んな事言われても俺もそこまでは、いや待てよ?まさか」



 康介は、この不可解な遺跡全体を揺さぶる不気味な音源の元になる物は理解してはいるも、半壊し既に指揮系統事態が麻痺しているブリッジ脇の薄暗い一室に集まる盗賊の輩にある疑問を抱きながらもある人物の探索と言う任務に気付くのだが。



「所で、その…ナッサウさんが探している目的の人物の手掛かりは付いてるんすか?」


「ん?ああ、もんだない。あの集団の一番奥。あれだ」



 周りに群がる数人の輩の質問をそのままスルーしながら彼女は淡い菫色ショートをサラリと揺らす。

赤い瞳をある場所に向けながら問題の人物を確保している事を自慢気な笑顔を向け促す。



「うわ…この方って?これまたかなり来ているとも?」



 思わず康介は、言い掛けた台詞事生唾を一気に飲み込む。

薄汚れたカーキ色にすす切れた胸ポケットや襟淵に刻む天使の羽と交差する聖なる剣の紋章に一瞬だけ息を飲む。


 紛れもない。かつて自身が属していた星間連合組織。”ダライバル”での士官所か大統領府護衛での”Prme minister(総理直属部隊)所属のエリート部隊。

通称”ミニスター”とかでの情報はパイロット育成学院時代で習った事であり。その”教科書”に綴られた”それ”が目の前に座りこんでいるのだから。



つづくっ!



いや……


まぁ今回での展開はまぁ…本来でのこの物語の"醍醐味"でもあるSFでの設定を生かしてでの話になったんすがねぇ?

少々話的に環状を待たせつつ?次章での?(・・;)←


康介「って?まだまだ"つづく"んかいっ!」


マイ「ていうか、多分このままいけば確実に"エタル"と分析するのですっ!」


康介「いや、そもそもあんた出演の"外伝"は既にエタルどころか"化石"だろうがw」


マイ「むっ!し、失礼なのですっw(泣」←(笑

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