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『剣と魔法と光線銃って!?』  作者: Ark-Royal(Aircraft carrier)
『入り乱れる天空人達の追憶』
14/35

『静寂に咲くあの花のように』――その2――



さて。

役半月ぶりに大変お待たせしました。

前回に続く今回は、いよいよ今回から初登場となる新章での主人公を取り巻く数々の"重要キャラクター達"のオンパレードですっ!



そんな訳でっ


『剣と魔法と光線銃って!?』


始まり始まりっ!

 


 日没後の漆黒の闇と静寂が支配しようとする時を刻む。

 遥か彼方の空を薄っすらとオレンジ色と群青色に染めあげながら時折サラリと吹き込むそよ風に、独自の青い銀色の髪が揺れる。



 スコン郊外に建てられた屋敷の窓辺に小さな腰を降ろす。

 独自の民族衣装に身を包む1人の幼げな少女の姿が月灯りに薄らと映り込むのだ。



「風よ――この地に舞い降りる鳥達を導きたまへ」



 少女は唄う――この辺境の地に迷い込む渡り鳥達の道しるべを綴るように。



「風よ――静寂に咲くあの花のように、そっと守りたもう旅立ちの空へ…。」



 少女は詠える。この星にひっそりと生き付くメルゥーラの宴に身を委ねるが如く。




    ▲▽




「そうですか。まさかガゼット様ともあろうお方が、このような表情の処置は未だ分からないと」



 一方シルビアが居る西側から同じく、屋敷内2階東側に位置するある一室には…。


 ガゼットと呼ばれるひょうろうとした輩が両腕を組ながら佇む。

 その彼を含む数名のメンバーが一室内中央付近に設置してある特殊装置に、只今寝かされている1人の小さな幼児を取り囲む。

 個人まりとした一室内の壁に設置してある医療用の棚からガチャリと薬品等を取り出しては、所狭しと様々な処置を施している最中なのである。



 中央付近にあるベットの端側に、ある種の特別な計器類からの情報に目を通す白衣を纏う医者らしき人物が特徴ある細い顎に片手を添え考え込む。

 "フレーズ"と呼ばれる彼直属の研究者は、真剣な眼差しで独自の銀縁の眼鏡を掛け直す。



 そして、アンゲロイの物とおぼしき黒い露骨なバックから取り出した数枚の書類に再び1から目を通すのだ。



「うむ。とりあえずは我々ドマーニでの医療技術では…この幼い命を救ってあげるには。しかもこの記号も、専門家に頼み解読してみないと」



 じっと機密文章とおぼしき書類と睨めっこをする白衣の男

 一体どのような経緯でこのような幼い子供に残酷な人体実験を施したのか。やるせない気持ちの中、装置内で寝かされ既に意識が無く眠り続ける幼児に悲し気な表情で見つめる。


 そんな中ガゼット達2人の人物の間を挟むように

 程よく伸ばした金髪を揺らしながら1人の少年が割って入る。



「禁断の国家機密計画"コーラル"――」



「なに? シオン。お前、この子供の事。分かるのか?」



「ああ。大体ですけど、先程前にクリスチルがとっ捕まえたあのむさい男に尋問して吐かせました」



「シオンお前…まさか自白剤を」



 ガゼットは、子供が寝かされているベットから目を離し、今度は鋭い眼差しを向け、目の前で首を傾げるシオンと呼ばれる輩を睨み付ける。



「いえっ。私はそのような野蛮な手段は――それにその男自ら口を開き」



「まぁそれはもう良いとして、まさかこの子供は」



 ガゼットはシオンのその一言を聞き流しながら今度は中央付近に未だ眠り続ける幼児に目を向ける。

 フレーズから手渡された書類等を今度はガゼットが目を通す。そして、その書類等の一番上に書き記された問題の子供の名前に目が止まる。



「Rayli…farm。そうかレィリと言うのか」



「おいおい。君っここは立入禁止の筈だが」



「ねぇ。私を呼んだのは、あなた? 」



 突如この一室になにかしらを感じ取ったのか、青みがかる銀髪の特徴的な1人の少女。シルビアはこの緊迫した状況下で侵入する。 当然そんな部外者は門前払いのようで目の前に佇むシオンやフレーズに追い払われるのだが。

 彼女をよく知るガゼットはある秘策を思い付くのだ。



 医学的では不可能な常識を根本的に覆す用法――そう。この星に存在する"魔術"という第三の力の可能性を。



「おいっ、シオンもフレーズも彼女を通してやれ、不本意だが彼女ならひょっとすれば」



 その彼の一言を機にシオン達は消化不良気味な表情を零しながらシルビアから手を離した。




    ▲▽




 上の階でガゼット達がシルビアを通し別の方法でレィリの治療を始めた頃。

 所変わって同じく一階ロビーの脇に設置された会議室らしき室内では。



 ピリピリと未だ緊迫した空気がお互いに対峙する2人の男達の周りを支配していた。



 一旦距離を置きながら一方は独自の電子的な音源を響かせるダライバル連合制式所有光線銃YFX-28シューティングスターを向け。

 そしてもう一方は同じくダライバル連合制式拳銃FX-06ホーキングシューターをカチャリと安全装置を外し狙いを定める。



 その2人の保々中央に両腕を組ながら膨大な溜息をつく少女ラスラ。

 


「ったくさぁ〜。男達っていっつも!」



 みるみる内に頬を引きつらせ不機嫌な表情に変わって行く彼女をこの場でもっとも怒らせたら危険なのは誰なのか。 瞬時に彼女の様子を察知したダンは冷や汗をたらしながらクリスチルに無言でジェスチャーを送る。



「あん? んだよこんな面白れぇぇ時にダンはよぅ」


「ん? どうした少年」



「何でもね?」



 今度は2人してお互い対峙しながら今度は第三者にもなるラスラの普通ではない様子に釘付けになり固まるのだが時既に遅いのだ。


 ラスラは組んでいた両腕を解く。

 更に器用に両手を組み上げながらポキリと渇いた音を響かせハニカムような表情で釘付けの2人を挑発する。



「えっ? あいつ…俺達に水を差すつもりか? だったら」



「げぇ…ヤッバァ! あああんたっ! ちと待てっ」



「俺はあんたじゃねえ。クリスチル・ワーロックだ」



「そう。ではクリスチルさん? 平和的にね。"痛い目"見たくなけりゃさぁ〜。その物騒な物しまって…バカ康っ!! 逃げんな」



 あのシャルンホルストでの出来事からこの星に降り立つまであまりにも好き放題やらかす康介に、とうとう我慢の限界なのか。

 今までため込んで来た物を押さえ切れずにぶちキレ寸前のラスラ。

 レリリアン族特有の緑色に血走る両眼を座らせながら引きつる表情を康介に睨みを聞かせ、黙らせる。

 康介事態ラスラとの付き合いは事実上兄弟であり。 彼女を怒らせた時の怖さも身体に染み付いているらしく悲痛な表情になり動揺を隠せずにいるのだ。



 康介を伺うダンは、未だ空気が読めず

「いいぜ。姉ちゃん。俺はそこで固まる"ヘタレ"と違って受けた喧嘩は――」

 と、いかにもヤル気満々な様子のクリスチルに大きな両手を右往左往させ止せと自重を必死に促す。

 しかし、その彼が場違い所かもっとも彼女に火に油を注ぐ危険な一言を告げてしまうのだ。



「そうか、姉ちゃん。その突き出した両耳。人外か。久々に骨のある奴に出くわし?」



 その一言を告げる数秒も経たない内に一瞬で僅か数十センチまでクリスチルの眼前まで詰め寄る。

 それをワンステップで左に身を傾け僅か数センチでラスラの膝蹴りを躱す。

 クリスチルは目の前に通過するラスラの後頭部に右手に持つ硬いセラミック製の拳銃を軽く後頭部にぶつけようとする。

 当然ラスラをこの一撃で気絶させ勝敗は決まる筈だなのだ。



「なっ!? バカなっ」


「この身のこなし、あなた良い動きしてるわよっ!」


 ラスラは自身の軽い体重を生かし、右手を設置された長机につける。

 それを軸に軽く半回転させ身体を器用に捻らせ今度は大降りの容量で長い左足をクリスチルの頭上から振り下ろす。



「くっ。マーシャルアーツか? なんて奴だよ」


「あなた、鍛え上げれば良い軍人になれる素質あるわよ」



「ちっ。誰があんたみたいなダライバル連合なんか!」



 リノリウム張りの床事設置してあるゴツイ長机が軽くへしゃげる。

 冷や汗を舞散らせながら自分との身体能力の力の差をマジマジと見せられながらその場を後方に跳びぬこうとする彼。

 僅か数センチで次々繰り出される彼女の一撃の軌道を瞬時に読み取りギリギリで回避する。

 その度に机やその他が砕け四散し、無惨な姿になる。当然その一撃を的もに食らえば容赦無く彼の身体は数十メートル吹き飛ばされ重傷を負う事になるだろう。



 ラスラの人類を凌駕するずば抜けた身体能力に互角に付いて行くクリスチル。


 ダンは彼の今現在まで数々のミッションをたった1人でやり遂げられる戦闘力に只感心する。



「なぁ康介。お前は、あのクリスチルと互角に戦う事が出来るか?」 



「えっ? まぁ…基本的に俺はああ言う肉弾戦や格闘技向きじゃないすから。でも」



 ダンは、何時の間にか自分の近くまで避難している康介に、クリスチルの事を色々と告げる。

 康介はある程度の格闘は基礎訓練で体得はしている。

 元々身体的な能力も標準以下の彼にとってはクリスチルのような技量は持ち合わせていない。

 その技量のなさをカバーするように航空機等の操縦技術はズバ抜けて特化するお坊ちゃんタイプなのである。



「まぁ…ぶっちゃけ俺は、ラスラや篠崎。それにロリにも格闘じゃ勝てないと思う。その変わり俺は」



「そうだな――人よりズバ抜けた操縦技術を持つだろっ。天空人の坊主」



「えっ? あんたは」



 ダンに投げ掛けられた質問に答えようとした康介の肩を。何時の間にか背後から歩み寄る人物に、軽く肩を叩かれる。

 瞬間的に反応し、振り向いた康介の目の前にはこの星特有のモダンな柄の服装に身を包むある1人の輩が映る。



「早速君達には悪いが、このお祭り騒ぎは中止だ」



「それと康介くんとか言ったね。お前に是非とも頼みたい仕事がある。無論ここまで騒ぎ立てた身だ。拒否権は認めない」



「お前の自慢の操縦技術とやらとお前がこの街に来る時乗って来た最新鋭機でちょいとある人物を載せて欲しい」



「えっ?」



 突然この一室内に入って来たガゼットは未だ内容が把握出来ていない康介に自分達の仕事を投げ掛ける。 そして彼の背後からゆっくりとした足取りで入って来る人物の姿を眺め。

 康介は更に思考を停止させる。



「…康介。私をこの街の遥か西の先にあるコンエア山脈まで載せて欲しい」



「って? しっシルビアさん? ちちちょっと待てよ。何で唐突に」



「時間が無い。康介。今ある1人の子供の命があなたにかかってる。明日の明け方に咲くある薬草がどうしても執拗だから」



「くっ…そんな自分勝手な事っ! もし嫌だと言ったら」




 唐突に突き付けられた仕事の依頼。果たして煮え切らない表情を零す康介の判断は!?



 そんな訳で。

更に無理矢理だが次回へ続く。

 〜後書きコーナー〜




康介「そんな訳で。このコーナーも既に定着な感じになって来ましたっ!」


ラスラ「そして今回からは我が『光線銃』の続々と登場する新キャラを」


"マ●オン?"「紹介するよっ!」


康介「えっ!? あの〜」


マ●オン「なんだよっ! んじゃ早速ってコラッ! ジタバタ動くなよっ」


宏●「あだだだだってぇぇ!? はっ離せっ! なぜだぁぁぁ」


類?「んはっ? 俺達たしか生●会室に。ってなんじゃここはぁ?」


ク?「いってて。やっヤヴァイ。おい起きろス●ウっ」


ス?「一体何事だよ。おいおいおい何処だ? ここは」

シルビア「ふふふふふふww」

タ●じゃ?「なっ!? なんじゃこりゃぁぁぁぁ!!」








 〜突然の"乱入者"の為暫くお待ち下さい(__;)〜








   ▽▲



奈●?「誠にすみませんっ! 私達。変な"水色髪"に勝手に連れてかれましてっ」


光●?「もう既に遅いかもな。マ●オンめっ! この"chaos"は俺様がが責任を持って」


奈●「黙れ…ピンク」


マ●オン「みんな集まったよっ! キャハッ」


紫●?「あのなぁ〜wwいいからマ●オン。一発殴らせろ!」





ガゼット「いやwwもういいから。そこの"水色"と"ピンク"はこの先"出入り禁止"な」



光●「うぐぅ……俺様は無実だぁ(泣)」











   ▲▽







シルビア「よろしくっ」(ビシッ☆




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