探訪記②
瞬間、僕は息ができなくなった。
いや、呼吸という動作自体は成功しているのだが、おそらく空気に酸素が含まれていないのだろう。
僕はうずくまってしまい、地面に横たわってしまった。
遠くから白衣を着た人々がこちらに来ていると気づいたところで、僕は意識を手放した。
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「気持ち悪い、この年にもなってまだ人形を抱えてるの?」
うるさい、人の勝手だろ
「お前なんだよその体、気持ち悪い」
そんなの知らない、生まれつきだから
「どうしてこんなものが生まれてしまったんだ」
なに泣いてんだよ、お前の三人目の子供だぞ
「アナタナンカウムンジャナカッタ」
お前誰だよ、母さんは僕が生まれる前に死んだはずだろ、声も聴いたことがない
「「「「なら、なぜ生きている?」」」」
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心拍プロセスーー正常確認
自己呼吸ーー開始
意識回復中
「これ、どうするんですか?所長」
「うむ、人間がこちらの世界に訪れるなどめったに無い」
「しかも警備やレジスタンスどもにもとられず、こうして保護ができた」
「現在、こやつに必要な肺機能、脳の拡張、才を植え付けておる」
「こやつには、この世界を変えてもらおう」
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ここは?
あぁそっか、森を抜けて倒れて、病院か。
けっこう頭を強く打ったから、少しだるいけど、いったん入院かな?
僕は起き上がって、窓の外を見た。
そこには、緑豊かな庭園と、そこで遊ぶ子供…
子供? なんか角生えてね?あとよく見たら空なんか赤くね?
「気が付きましたか」
はっと振り返ると、そこには角が生えている美人のナースがいた。0距離で。
「くぁwせdrftgyふじこlp」
しばらく驚いたあと
僕はここがどこか聞いた。
「ここは死神界第三地区の、日本領でございます」
死神界? 第三地区? 日本?
「混乱していると思うので、順を追って話しますね」
その後、僕は
・ここが死神界で、現世とはまた違う空間だということ
・僕は頭を強く打ち、脳震盪状態でここに来たということ
・その後、ここの空気に含まれる「メトール」というもので中毒症状を起こしたこと
・この建物に運ばれ、治療。ついでに肺機関をメトールに適応させ、今息ができるということ
・この美人ナースの名前が フィン・セレナーデ だということ
と、いろんなことを教えてもらった。
「さて、私は所長を呼んできますから」
そういうとフィンは部屋から出ていき、また部屋に静寂が戻ってきた。




