きっかけ
この作品を手に取ってくださりありがとうございます。
僕の物語は、あなたには想像もできない様な体験をした
一種のレポートの様なものです。
気に入らなければYouTubeでも見てください。
ただ、誰かに読んでほしいのです。
ミドリ
青田ミドリ それが僕の名前。
生まれた時期が夏で、母が入院中窓際だったから
木々の緑がよく見えたらしい。
でも、正確な事は分からない。子供の頃の記憶は曖昧であること、そして母は僕を産んだ時、死んだ。
そのせいで、僕には他の兄弟ほど愛を貰えなかった。
虐待とまではいかないだろうが、嫌がらせの様な物
だった。
だからすぐ、僕は家を出た。大学を遠い場所にして。
家族のいない生活は、普通だった。
18で家を出た時は、家庭のなかでも無視が続いた
からだ、寂しいなんて一度も考えなかった。
大学で友達はできた、バイトもそれなりに楽しかった
でも、何か満たされない日々が続いていた。
あの日から、日記を書くことにした。
僕は生まれつき、物覚えが悪いからと、手帳をくれた
父を思い出しながら。
あ、死んでないからね、父さん。
この当時は生きてたと思うよ、多分。
せっかくなので初日の物を書いてみました。
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7月25日
今日から日記を書く
内容の案が思いつかないので
ここで終わり
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,,,失敗だったかな、かすれてる部分が多いし。
この7月25日は、僕が死神界に入った日だ。
きっかけは、電車の事故だった。外に投げ飛ばされて
森に僕の体が突っ込んだ、そのおかげか僕は無傷
だった、しかし電車事故は凄まじいもので、その後
バランスを取ろうとして市街地に突っ込み、乗客や
そのあたりに住んでいた人にも被害が及んだらしい。
後述するが、帰ってきた時に「あんた生きてたの!?」とバイトの先輩に言われたのは、
ちょっと傷ついた。
正直、そんな日に書く日記ではないだろ。
つまり、それがきっかけ。結構深い森で外に出れなかった。,,,いや、出たくなかったんだと思う。
この直近で嫌なことがあったから、ちょっとブルーが
入ってたのだろう。
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しばらく歩くと、人を見つけた。
上半身は黒と赤の混ざった様な服、胸の金色のボタンが嫌に目についた。下半身は長めのローブ?のようだった。冬はちょっと寒そうだなと思うタイプのやつ。
そして、なぜか頭に白い奴が付いていた。
結婚式でつけるやつだと思う。
その他諸々を見て、女性なんだなと思った。
現代だと、こんな森の中でこんな格好してたらもう
コスプレ◯◯◯か◯◯撮影かどっちかだろうと思う。
少し時間が経ってから、話しかける事にした。
「すいませーん、ここで何してるんですか?」
「うわっ、人間? なんでここに?」
「え?」
「入り口近くに人間がいるなんて初めてだ」
「はい?」
「まあいいや、迷子?」
「いや、迷子じゃないです」
「そっか、申し訳ないけど」
「殺すわ」




