即撃②
ここは、特別収容所。
全部で十の独房があり、収監されているのはどれも
曲者、変人、狂人。
そして、全員が大犯罪を犯している。
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「そんな二つ名が付くような事したんですか?」
「いやぁ、あっちが襲ってきたんだよぉ〜」
そんな奴と世間話ができる彼もまた、ヤバい奴だ。
「ほら、私って可愛いじゃん」
「はい」
「当時はねぇ、警備も案内役も腐ってたんだぁ〜」
この話をするのは久しぶりだぁ。
私は昔「キトッパ区」ってとこに住んでてね、
ここよりほのぼのした感じで、いい意味で田舎だったんだよ。
ただ、そんな平和な田舎だったからかな。
警備も案内役の人も仕事がないの、私のお父さんも
ずうぅーーと家に居たな〜ってぐらい。
だからね、ルールも曖昧なの。
いつからか、キトッパ区は無法の地となっていった。
その時にね、私も警備とかに襲われたの。
その時、私には子供がいたから、全力で抵抗した。
「で? なんでここに来ることになったんですか?」
「抵抗って言ったじゃん、やりすぎちゃって。」
「三百人ぐらいかな、全員殺した。」
僕は後ずさった。
忠告は間違っていなかった。
「って言われたんだよ」
「は?」
「冤罪だよ、冤罪。」
「殺してなんていない、そのくらいの加減は出来る」
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牢屋の中に暗い雰囲気が流れる。
こっちの世界でも、信じれる物と信じれない物が
あるのだと、この時感じた。
先に口を開いたのは、ミーヤさんだった。
「ところで君、人間でしょ?」
はい? もうバレた?
「いやぁ、そんな簡単に顔に出しちゃだめだよぉ」
「でも、それだと納得出来ないなぁ〜」
「,,,何がですか?」
「ここは、潜在能力持ちじゃないと入れないよ?」
なにそれ?
「分かんない? 教えられてないのかな?」
良い? この世界に生きる死神は
誰もが能力を持って生まれるの。
でも、実際に活用出来るのはほんの一握り。
まず最初に使えるのは顕在能力
これは、使える人が多い割に、能力自体が弱い。
で、次に使えるのは潜在能力
使える人は少ないけど、能力が強いんだぁ〜
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「つまり君は、君の潜在能力の詳細がよく分からないから、ここに囚われてるんだよ」
「なるほど〜」
「ま、そもそも人間が、なんで能力を持ってるのかが
分かんないんだけどねぇ。」
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しばらくして、外から声が聞こえた。
「囚人の皆さん〜 風呂の時間ですよ〜」
どうやら風呂の時間らしい。
めっちゃ嬉しい、ここ2日間水も浴びれてない。
「男からだから、早く行きなぁ〜」
僕は会釈をして、看守と共に風呂に向かった。
脱衣所で服を脱いで風呂に行くと、
旅館の大浴場ぐらいのスケールの物があった。
しかも一番乗りだ、ヤッタネ!
しばらくして、他の人も入ってきたが、会話してない
怖いって、洋画みたいに殴り合いとか嫌だし。
しかし、久しぶりの風呂はいいなぁ〜〜〜
少しして風呂の時間が終わり、牢屋に戻って来た。
ミーヤさんの姿が無い、あっちも風呂かな?
,,,,,,すごく眠い、でもまだ話したい事がある。
ベットに腰掛けながら、寝ないようにしていたが、
結局、ぱたっと意識が消え、ベットに横たわった。
目が覚めた、何かが乗っかっているのか?
体が重いような気がした。
そういえば服は?
僕は、ミーヤさんに襲われていた。




