フィルド・ノーズ市役所② 警備たち視点
外が騒がしい。
休憩中はいつも邪魔が入る。
ほーら、相方が店に駆け込んできた。
「市役所が、、、ヤバい!」
慌てて外に出る。辺りに人々が地面に転がっていた。
もれなく意識が無いが、呼吸はしている。
市役所方面に向き直ると、真っ白な結界が見えた。
「中の状況は分かるか?」
「,,さっき寝てる人々がいた。」
「全員、さっきすれ違った人だった」
「おそらく、結界によって「追い出された」と見ていいと思う」
「なるほど」
「どうせ結界はいつか解けます」
少し待っていようと、彼女は警戒しつつ移動した。
結界内がから耳を破るような轟音が聞こえた。
同時に結界にヒビが入った。
「おい!ヒビが入ったぞ!」
私は彼女を呼んだ。
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やがて、結界は解けた。
中には、巨大なケルベロスとそれに乗る人がいた。
奴が主犯で間違いないだろう。
「実行犯を発見!」
「止まれ!止まらないと武力を行使させて貰う!」
奴はこちらにケルベロスをけしかけてきた。
飛びかかって来たので、私たちは分かれて回避した。
この状況は不味い。
このケルベロスは今、興奮状態にある。
私の「放心」の鎌が効かない可能性がある。
「放心」は、
切った相手にぼーっとする状態を強制するものだ。
はっきり言おう、対人用だ。
だから、今回は期待できないかもしれない。
能力を使用してもいいが、相方を巻き込んでしまう。
ヤベ、こっち向いた。
私は後ずさりながら鎌を構えた。
超質量が、私を潰しに来るーーーー!!
間一髪で回避し、一度斬りつけるが、やはり効果が薄いらしい。
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あっちにヘイトが向いた。
三度斬りつけ、少しだが肉を削いだ。
ーー怯まないのか?
ダメージはある、どうやら再生はしていないようだ。
一度距離を取ろうとしたが、
何故か体が動かない。
「俺の能力は、足止めだ。
でも、それで十分なんだよ。」
気にしていなかった。ケルベロスに乗っていた奴だった。完全にミス。
不味い。
私はケルベロスの突進をもろに食らった。
バリアを破り、私は飛ばされた。
突進の衝撃で肋と肩がやられ
パン屋に突っ込んだ衝撃で背中を強く打った。
すぐに立てそうにもない。
「もうあと一発で終わりかな?」
奴が近づく、近づいてくるほど私の動きがスローに
なっていく。
ケルベロスに奴が合図を送った瞬間、ミロンが意表を突いた、
ミロンが遅くなった。
「残念、オートマだよ。」
斬り掛かった鎌をゆっくりかわし、奴が逃げてしまう。
それをミロンが追いかけて行った。




