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死神界探訪記  作者: ミドリ
フィルド・ノーズ市役所〜即撃〜NIGHT飛行と夢

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12/16

フィルド・ノーズ市役所②  ミドリ視点


死にたくない時ほど、ピンチの時ほど、人は動けないものらしい。


目の前の恐怖を、僕は半ばあきらめて、ただ見つめていた。

「しかし」

上に乗ってる人が話し始めた。


「なぜおまえは、消えない?」

「死神は、この領域内に入ったら半径100M圏内にワープするようになっているはず。」


「お前、なんなんだ?」


やばい、もう一度攻撃が来る。

、、、煙幕を投げて、どうにかなるレベルか?


僕はケルベロスに払われた、もう一度壁に叩きつけられ、少し腹に切り傷ができた。

「む、やはり難しいな、領域は、もう解けてしまうか」


「やっぱケルベロスはやりすぎだったんじゃないか?」


「,,,」


「もう、気絶したのか。」

「死神にしては、弱い男だ」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


頭がうるさい、昨日からずっとだ。

でも、まだ気絶していない。頭の衝撃はもう耐性ついてるんだわ。


それに、さっきまでしなかった車の音がする。

領域だかテリトリーだか知らないが、どうやら解けたらしい。


。。誰か。。。助けて。。。。。


僕は上に手を伸ばした。


なぜか、体が浮いている気分がする。

死ぬときってこんな感じなんだな。

どうせ死ぬなら、セレちゃんの膝の上が良かったな、寝心地よさそうだったのに。
















「は?」


信じられない、目の前の男が浮き始めた。

もうケルベロスの攻撃が届かない場所に行ってしまっている。


「実行犯を発見!」

「止まれ!止まらないと武力を行使させてもらう!」


警備が二人か、まあ行けるか。

「ケルベロス、奴らの相手を」


さて、あの上のやつどうしよう。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


浮いてるな、このまま死ぬかな、

ちょっとワクワクするな。


浮いてる時間長っ。


目を開けてみた。確かに天に昇っていた。

上には、瓦礫の破片があって、一緒に浮いている。


まだ、死んでないのか?


あ、破片砕けた。


,,,,落ちてね?


猛スピードで僕は落下していた。

やばいやばいやばいやばいやばい!


どうすりゃいいの?なんで浮いたの?なにこの現象⁉


空中でもがいて、手をたたいた時だった。

「は⁉」

体に芯ができたようだ。

何かのパワーを今、持っている気がする。

僕は、どうしたのだろう。


「うわ!?」

地面を踏んだ。

,,,感覚がする、まだ僕は空中にいる。


しかし、この足は地面を踏んだ。

何かを、踏んでいる。


空を、踏んでいる。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



息切れをしている。

無理もない、俺の能力は

「近くの生物の動きを遅らせる」という能力だ。


あいつは、なぜ生きているのか。

それはおそらく、ケルベロスの動きが遅くなって

十分なパワーが無かったからだ。


だが、奴はダメージ自体は受けている。

奴を人質に、任務を遂行してやる。

だが、奴の能力が分からない、それは危険だ。


だが


ここまで、わざわざ付けた翼で飛んだ。

それだけで良い、奴は殺す。


「目撃者を逃がしてはいけない」


それが俺の、マグダ・レヴィンズのルールだ。



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