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最終日   沸騰

硝子の巨人は微動だにしない…が、内部を満たす液体は風の流れに応えるように、ゆっくりと揺らめいている。揺らめきの中に浮かび上がる微細な泡が、弾けては、また生まれ、そこに日が差す事で光も共に弾けて消える…日が中天へと近づく頃合い…巨人に動きは無いが、液体は内部で波打ち始め、泡の発生は加速度的に増えてゆく…足元の湖は干乾び、露出した湖底は割れて土がめくれ上がっている…湖の周辺の木々は水を吸い出されたかのように萎み、葉は病葉の様に赤や黄の斑な変色を起こして落葉し、乾燥して辺りを埋め尽くしてゆく…3体の周辺から発生する熱と蒸気によって森の景色が歪み、木々の根が大地から浮かび上がったかの様に見え始めた頃、日輪が巨人達の真上に差し掛かる…ぐらりと、3体の内のひとつが前のめりに体勢を崩す…他の二体も、ほぼ同時にグラリと体を傾けた…


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