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最終日 待機中
「次は助けないからね、もう余計な事いわない方が良いんじゃ無い?で、卑怯とか卑劣とか色々いってくれたけど、そっちだって3対1で囲んでた訳だから人の事とやかく言えないでしょ」
マルコは柵に凭れたまま、停止している兵士達へ、ゆっくりと首を巡らせる。
「それから、そのおっちゃん達は私の仲間じゃ無いの…あんた達、通行証画面、まだ開いて無かったんじゃない?あれよ、ほら、入場券の事よ。その待機画面で待ち時間の緑のメーターの中を行進してる白くてちっちゃな人がいたでしょ」
それぞれに怪訝な表情を浮かべてはいるが、口を挟むこと無く、兵士達は耳を傾けている。
「あれよ」
「…………何がだ?」
「だから、あのちっちゃな人が、そこであんた達の頭つかんでるおっちゃん達なの」
兵士達の顔から、表情が消える。




