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最終日 緑の悪臭
「ぶはっ!はぁっ…はぁっ…お、おのれ…魔女めが…仲間がいるなど、聞いてないぞ…正面から挑んだ我らに対し、背後から襲わせるとは、卑怯だぞ!正々堂々と勝負せよ!」
「そうだ!卑劣な魔女め!己の汚さを恥じ、即刻、我らの縛めを解け!そうすれば命だけは助けてやらんでもないぞ!」
「さぁ!早く仲間に命じて解放せよ!穢らわしい緑の手から放たれる悪臭で、我らの鼻を曲げる気か!臭気まみれの魔獣を飼うなどんぐぅ!」
銅兵の顔が緑の指に再び包まれる。
「ちょっと最後の銅色のやつ、ドリアン臭いとか失礼なこと言うの止めなさいよ。アイスに混ぜても同じ匂いってどういう事よ…せっかく緩めて貰ったのに…おっちゃんごめん、もう一回ゆるめてやって」
また再び、兵士の顔が現れるが、その表情は恐怖の色に染まっている…




