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最終日 (…………はっ?!)
一瞬、マルコの上半身が凭れていた柵から滑り落ちるかに見えたが膝が持ち堪え、崩れ落ちる事無く直ぐに立て直した。頻りに周囲を見回し、首を傾げている。
「なるほど…あり得る話である…そう考えると辻褄が合う!2ヶ月前予約も7日前予約も、1回も当選した事が無いのは、我らをはばむ闇の勢力が関与していたからに他あるまい!」
「ではまさか、第1希望から第5希望まで、わざわざ入力させるのは!さすがに第5は取れるだろう、と我らを油断させてから《誠に残念ながらご希望の予約をご用意することができませんでした。》と奈落の底へ突き落とし《空き枠先着予約、当日登録の機会がございますので、ご活用ください。》と甘い言葉でさらなる地獄へ誘い込むための策であったと!?」
「だとすると3日前先着のあの辛さ…日付が変わる深夜0時まで、待機列から外されぬように10分ごとに画面を開く苦行を2時間も繰り返して、ようやく始まったかと思えばシステムエラーで戻されまた並び直し、やっと戻ったかと思えばそこから更に館ごとの待機列に入り、予約画面が開いた頃には全て✕というあの1連の流れすらも奴らの手の内!おのれぇ!どこまで我らを愚弄するつもりか!」




