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最終日  3人の兵士

3歩先さえ白い闇に包まれる、粘り付く様な霧の中で、マルコの側に倒れていた3人が、音も無く立ち上がる。

「…いつから気づいていた?…いや、ハッタリだな!我らの完璧な隠密術に気づくはずが無い!デタラメで我らを欺くつもりか!狡猾な転移者めが!」

「完璧って…そんな格好してたら観光客じゃ無いのは見たら分かるでしょ」

肩当て・胸当て・脛当ての、軽装備の冒険者といった風情で、金色の短髪に翠眼で白肌の男性3人がマルコを睨みつけ、柄に手を掛けながら取り囲む。「それに…そんな派手な冒険者いる?」

それぞれの武具は色調が統一されており、1人は金・1人は銀・1人は銅の、いま作り上げたような煌めきを放つ金属製の見事な装備が、カチャカチャと、動く度に音を立てる。衣服も、やはり同じ色の取り合わせで、金銀銅の三色の出で立ちの兵士が揃い立つ。

「何が派手か!日夜手入れを欠かさぬからこその輝きが、我らの連帯の証!これ程に不快な、悪臭漂う霧の中でさえ、この光を阻む事は出来ない!」


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