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最終日 この煙が広がる事は有りませんので待機して下さい
「…なぁ」
「…おぅ」
「全滅、か…」
「曲がり角、5つ全部…あっさり、な…」
「割り込む奴とか走る奴とか、狡い奴だけ、やっつけるヒーローみたいなんかと思てたんやけど…」
「まぁ、全員走ってたからな…でも、周りが走るから仕方なく、合わせただけの人もおったと思うけど…」
「警備兵は、何の為におるんやろ…」
「注意せぇ、って言う為ちゃうか…」
「煙が晴れるまで動くな、て言うとったなぁ…」
「言うだけやったら、俺等でも言えるけどなぁ…」
「見てみ…あいつ、知らん振りして、空見とるで…」
「明後日の方向く、ってあんな感じやろか…」
「…空が青いわ…」
「…晴れて良かったなぁ…」
「……現実って、苦いもんなんやなぁ…」
「……噂は噂のまま、の方がええんかもなぁ…」
「………あ」
「………何や?」
「…あいつ女やろ?ヒロインて言わなあかんやん」
「…そこや無いやろ」




