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最終日 足が滑った

女を含む後方集団が曲がり角に差し掛かった時、列は変形し始める…空いていた女の前の空間は直ぐに埋まり、小走りになった集団は女を置いて先へ行き、そこを埋める集団がまた走り出し…女の直ぐ後ろ、マクマ服の男二人組や老人、それに子供の手を引く親子連れなどは、歩幅を変えず、無理のない歩き方をした結果として、列から脱落してゆく…後列の半分程から追い抜かれた女が

「…そろそろかな」

ふらりと、女の体がゆっくりと左へ倒れ掛かり、マクマ二人組が慌てて支えようと手を伸ばし

「わーあしがすべったー」

間延びした声が男達の耳に響いた一瞬後、波濤が砕けた様な音を残して、傾いた体勢のままの女が次の曲がり角にいた…そこまでの順路を埋め尽くしていた集団は、濡れ鼠になって、左の木柵に倒れ掛かっていた。

‖予期せぬシステムエラー*お手数ですがトップへ戻り、やり直して下さい‖

広場に響いた、金属的な警告の音声と共に、倒れていた集団が白光に包まれ、消えた。

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