世界観説明6
ようやく世界観説明に一区切りです。これを見て二次創作書いてみたいという方がいらっしゃいましたら、大変うれしいです。皆様の作品をお待ちしております。
【ダンジョン】
冒険者ギルドが攻略をさせようとしている迷宮。そこには悪魔が封じられており、強力な冒険者によって封印の確認、もしくは再封印をすることが至上命題としてギルドからクエストを出されているが、ダンジョンには悪魔が解き放つと言われているモンスターが跋扈しているために困難を極めている。
また、問題は現在大小さまざまあるが、世界中でダンジョンが出現していると言われていることである。
【エンバンティア・日本共同研究所の施設】
基本的には大学の様な広大な施設に多数の施設がある。主要なものは下記の通り。
研究棟……魔法と科学の研究を行う施設。文化的な側面や、経済的な話なども熱心に議論が交わされているために、何処も大概忙しい。
便宜上第1研究棟~第6研究棟と呼ばれ、それぞれ人文科学、社会科学、形式科学、自然科学、応用科学、魔法科学(魔法の事を日本で呼ぶ際の言い方)についての研究室があるとして、分類分けされている。
修練場……訓練場とも呼ばれるが、剣術や戦闘術、格闘術など何かを学ぶための施設。授業外での貸し出しも可能。
学科学習棟……座学全般を受けるための施設。ここが一番大きい。講堂や会議室も併設されている。資料室という名前で、沢山の書物の貸し出しも行われている。
資料室……簡単な物から難しいものまで、沢山の書物が所蔵されている施設。地球人は図書館とつい呼んでしまうが、エンバンティアでは図書館とは研究施設そのもののことを言うために、あくまで名称は資料室が正しい。ライブラリーと言えば一応間違いではない。
初等学習棟……小学生クラスの勉強や、剣術初心者に剣術を教えるための施設などが全て押し込まれた施設。自分達の知らない文化についての単位を獲得することにした大概の人は、必ずここを利用する。
宗教広場……アルケミヌス教だけでなく、キリスト教や仏教などの様々な宗教に関する施設を集めた広場。しかしアルケミヌス教の占有面積がやはり広いために地球の人からは不満が多く、日本人しかまだまだ馴染めない。
部活動棟……地球だけでなく、エンバンティアの娯楽を広めるための部活動を奨励しているために、広い施設が用意されている。ただし地上に作ると宗教広場が「広く使えない」という理由から、体育会系、文系、理系問わず地下に部室が設けられている。
寄宿棟……研究所生徒のために用意された無料の寄宿舎。ただし様々な種族の生徒の要望に応えきれないため、ヒューマン基準の部屋になっている。おかげで大半の生徒からは不満があり、利用するのはヒューマンかよっぽどお金が無い生徒など。
基本は各種族向けの宿屋を使う。
【貨幣】
鉄貨(約十円)、銅貨(約百円)、銀貨(約千円)、金貨(約一万円)、白金貨(約十万円)、ミスリル貨(約百万円)が一般的に流通しているが、それ以上の貨幣は存在しておらず、現在高額紙幣を準備しているところ。
【決まっていない事】
・悪魔……72体いる感じにして、将来的に何か意味のある数字なのか? などの話をしたいが、72体も異世界の悪魔(要するに架空の悪魔)作るの大変で、まだまだ決まっていない。
・アルゲバテインについて……どんな政治体制なのか、どんな文化なのか、いわゆる首都の様なものなのか、別に首都はあるのか、など決まっていない。あくまでも円卓会議という何かがある事しか決まっていない。
・円卓会議……エンバンティア・日本共同研究所の設立に関わった組織だと言う事しか決まっていないため、政治に関わっているのかさえも決まっていない。
・エンバンティアについて……バカでかい国土を持たせたのは、要は日本に近いから、魔法の制限として魔法と地理を合わせて考えた時に日本が移動距離近くて都合がいい、とかにすると「ご都合主義がなあ……」となりやむなく衛星から見ればどんなに小さな国でも気が付くだろうというバカでかい国にしました。
ただしとある方より巨大にしすぎではないかという意見があったので、当初の面積(オーストラリアと同じ程度)より半分にしました。
また、同じ方より国家として国際会議において立ち位置を確立する際に、資源供給、難民問題、そして一番参考にさせて頂こうと思ったのが宗教国家としての立ち位置をどうするのかについてです。
とくに宗教国家としての立ち位置は、ずっと頭の根底に「学問や魔法を研究するのが存在意義の国家」を舞台にしているという先入観のせいで抜け落ちていた考え方だったために是非とも参考にとさせていただいております。
この辺の立ち位置がシビアなので、早い所設定を煮詰めないと他の方に迷惑をかけるかもしれませんが、恐らく「日本が各国の顔色を窺いつつ自国の利益のために動くが、日本と技術供与している限りはエンバンティアは何も悪いことも良いことも何もしないけれど腫物のような国」になると思います。作中で書く予定はないですが、十中八九「あなた方の宗教を信じるのを止めないと魔法を使える可能性は低いですよ」って言っちゃった国だから、かなりの国を怒らせた可能性が高いですし。
でも正直決まってないことが多くってここに書いた。
魔法について、補足……魔法の根源はこの作品においては「信じる事」です。例え不都合が起きていたり、物理的科学的に説明がつかなかったり、生命に対して不条理な事実が起きても「信じる事」が魔法を使える根源なのでどう落とし込むかを今考えています。それこそ「魔法のエネルギー源のようなものがあるとしたら、何なのか」が定義すらされていないのは「見つかっていないから定義しようがない」が普通に考えれば出てくるアイデアなのですが、魔法を信じるなら「神の恩恵にそんなものは存在しない」です。
作者もなんですが胡散臭くなったなと思いました。
【最後に】
それなりに沢山の世界観説明をしましたが、それ以外は何も決まっていないのではなくわざと決めていないところです。つまり、「どんな道具を使っているか」「魔法に呪文があるのか無いのか」などは全て自由に決めて平気です。
過剰にエッチなものにしなければどんな作品でも構いません。
皆様の作品をお待ちしております。
少しだけ話書いてみようかな……