世界観説明5
色々な方に自分の作った世界観で二次創作を書いていただきたくて作っている作品です。よろしくお願いいたします。
【ギルド】
地球で言うところのハローワークに近い独立法人の総称。主要な3大ギルドは「冒険者ギルド」「商人ギルド」「職人ギルド」である。
他にも「盗賊ギルド」「傭兵ギルド」「魔法使いギルド」など細分化すればマニアックなものまで何でもある。
一番の仕事は職業斡旋。農民や研究者、商人に他の冒険者など様々な立場の人が出す依頼であるクエストを預かり、そしてそれを受けてくれる冒険者などのに紹介するというのが仕事である。
基本都市毎に一つ造られるが、エンバンティアは将来性から様々なギルドがギルドホームと呼ばれる受付窓口のある施設を造った。
設立には円卓会議の承認が必要だが、毎年のように新しいギルドが承認されては仕事がなされていないという理由で廃業している。
【女神】
エンバンティアで信仰されている宗教「アルケミヌス教」における世界創造の女神達。アルケミヌスとは、エンバンティアのいた元世界の名前である。よって、アルケミヌス教とはそこで信じられているもっともポピュラーな宗教である。
女神の名前は以下の十名。
炎の女神……イシュケア
風の女神……アナンタ
水の女神……ブルータム
土の女神……ウィブル
草の女神……ハフッパフ
光の女神……トントニアク
鋼の女神……マゴメンタ
氷の女神……コリボ
雷の女神……ザリガ
闇の女神……フファ
世界の闇の中に、一つ不毛な土くれがあったという。女神たちはそれを憂い、土くれに魔法をかけた。
そして、イシュケアが太陽を、アナンタが空気を、ブルータムが海を、ウィブルが大地を、ハフッパフが植物を、トントニアクが昼を、マゴメンタが宝石を、コリボが天気を、ザリガが動物を、フファが夜を産み落とし、世界に長い年月をかけて人類たちが生まれたという。
【エンバンティア・日本共同学術研究所の責任者達】
教師も百名以上の数がいるために全員は書ききれないが、主要な責任者だけ書こうと思う。
ガリウス・アスモダイ……エンバンティア・日本共同学術研究所の最高責任者で、魔法の研究者としては超有名な人。悪魔召喚魔法という一般的には禁止級魔法と呼ばれ、使用を制限される魔法を使うことが許されている最高位魔法使い、通称アークメイジの一人。年齢は不詳、男性。種族はヒューマン。
落ち着いた性格だが好々爺と言った感じの人。
格言は「魔法は不完全だ、何故ならば使う我々が不完全な存在だから」
本郷恭介……日本にある東都大学理工学部所属の教授だったが、日本政府の要請により魔法について科学的に調べられないかという依頼を受けてやって来た科学者。
本人も魔法を修得して、不眠不休で書籍を読んで知識を蓄える魔法を会得した。
年齢は48歳。日本には娘が二人いる。母親は死別済み。男性。
研究以外興味が無いと言った感じの人だが、死んだ妻の写真を見ると悲しそうな嬉しそうな顔をしているため人並みに表情はある。
格言は「魔法を不用意に学ぶことはしなければよかった。おかげで暇な時間が増えて一度読んだ本を百回は読んでしまった」
エスティシャ・ベロル……商人ギルドから出向してきた元探検家。冒険者ギルドに所属せず、その癖に危険地帯であるダンジョンに単身挑んでは、宝石や稀少なアイテムを持って帰ってきていた変人。いい加減後進の育成をしてくれと依頼されて、この研究所に出向された。
豪快な性格。
年齢は32のドワーフで女性。子供は全員成人済みで、孫もたくさんいる。
格言は「まず掴むなら人の信頼を掴みな。一度失うと中々取り戻せないから」
クリフ・マゴメント……冒険者ギルドから派遣された冒険者。通称「氷のクリフ」。その由来は川を凍らせて数万の軍勢を送り出し、冒険者ギルドに反逆した小国を亡ぼした逸話から来ている。
弱者には人一倍冷徹だが、強くなろうとする者には笑顔と共に試練を与える。
年齢は38で、ヒューマンの男性。葡萄酒が好きで、定期的に博覧会にも足を運んでいる。
格言は「夢と無謀をはき違えないでください。夢なら人は死なないですが、無謀は数百人死にますから」
ダイアン・アスモダイ……職人ギルド代表として研究所にやって来たギガンティアの職人。加工技術の失われた金属オリハルコンの加工に成功した数少ない鍛冶職人で、250cmの巨体から強い力で打ち込む姿に弟子入りを志願する人も多い。
寡黙な人だが、甘未が好き。男性で23歳。
格言は「俺の元に弟子入りしたいなら……鉄と会話出来てからにしろ」
一橋千尋……西都大学情報学部教授であり、次世代通信端末の開発にも携わる女性科学者。エンバンティアで広く使われる魔法通信と呼ばれる技術の調査のために呼ばれ、そしてそれを発展させる方法を模索している。彼女もテレパシーのような魔法を使えるようになった。
婚期を逃したことを少し気にしている32歳。
格言は「多分今は地球の通信技術が普通だけれど、魔法をみんな使えるようになったら魔法通信の方が普通になると思う。百年後の話だけど」
イルミシャ・サリア……鬼嫁の巫女と呼ばれる、呪いともいわれる魔法の一種の解除においてアークメイジさえ敵わない鬼才。オルガ(鬼人族)と呼ばれる種族の世代間を跨ぐ呪いを解いたことで、とても感謝され村全ての男性を差し出されたが、その中で一番心優しい一人だけを伴侶にしたことでこう呼ばれるようになった。
ヒューマンの女性で16歳。子供は現在二人(兄と妹)いてエンバンティアで暮らしている。
格言は「海より広い心を持ちなさい。そうすれば悲しみも優しさも、全てを受け入れられますから」
【東都大学と西都大学】
いわゆる東京大学と京都大学の事。しかし、そのままの名前で行くわけにいかないため、名前を変更した。ただし、東京都と京都府も名前を変えるかは未定。