『おじいさん』『音でわかる』
おじいさん
安岡 憙弘
或るおじいさんがなだらかな斜面をのぼって丘の頂上までやってきました。しかしそこでおじいさんはふとしたさみしい感じをおぼえました。
次の日おじいさんはもう一度丘の上まで今度は樹の苗木をもってきて、そこにまだ小さな木を植えました。
おじいさんが亡くなってから木は大きく立派に成長しました。
丘の上には1本の樹がそびえたその景色は、遠目にみても美しい1つの風景画でありました。
音でわかる
美しくキレイな響きをもつ名前をしたものは大抵価値のあるものです。