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6話(男性視点)
ボーリング場からの有難い差し入れで、10分休憩モグモグタイムの間にたまったイラつきを絵を描いて落ち着かせてたら天使がきた。
で何故か泣かれてしまった、ヤバい凄くヤバいぞこれは。
「ごめんなさい、迷惑ですよね私戻ります。」
「?!ちょっと待った!え、あ、あぁぁ少し時間をくれ直ぐに描くから。」
俺を気づかってくれた天使みたいな女の子に泣いた跡残して戻られると、皆からの俺の好感度がマイナスに振りきれてしまう。
物凄い集中度と速度で笑い泣きしたと思わせるおかしな絵をメモ帳に書き上げでメモ帳から切り離した。
「これは気づかってくれた感謝の気持ち、受け取ってくれるかな?」
「ぷ、あはは!何これ変なの凄い可笑しいよ。ありがとう"三蔵くん"大事にするね。」
嬉しそうな笑顔で皆の元に戻る川崎さんの後ろ姿を見てホッとため息をついた。
「行きぃは良い良い帰りはセーフ。ホンマぎりぎりやったなぁ、詩乃にしばかれるとこやったぞ。」
「おい…………何処から観てた。」
「爽やか好青年が天使ちゃんに聖なる水を授かった所やな。」
「お前暇なの?!」