3話(女性視点)
週末の土曜日私達は何故か合コンすることになりました。
「さぁ、始まった野郎共が鼻息あらく、乙女達は冷徹に獲物探すボーリング大会!!。進行をFF?フッ興味ないね、クラウドと。」
「……………お供はいないよ三蔵の二人で行います。」
ワーー!!
男女合わせて10名による合コンボーリング大会らしいんだけど、進行役の一人の三蔵さん?の眼が死んでいて心配になってしまいます。
「三蔵さんって人大丈夫かな?」
「………駄目だと思う、だから穂香後で声かけて上げて、きっと天女が来たって拝んでくれるよ。」
「も、もう茶化さないででも、うん声かけてみる………多分あの人絵を描いてるから話し逢うと思うし。」
三蔵さんの眼は死んでるんだけど今の瞬間を絵にするなら?とボーリング場を見渡してるように見える。
私も良くわくわくする時を絵に描きたくて紙と描くものを探してキョロキョロしちゃうからなんとなく分かるのかな。
「今回ストライクだすと一つ気になる人に質問出来るルールや!」
「質問は慎重にしないと嫌われるから注意だ、そして今回優勝3位までに……………これ俺が言うの?…………………ら、ラブラブ高級ディナーペア無料招待券プレゼントだ!!。」
おおお!!
三蔵さんは凄く恥ずかしかったみたいで皆から励ましの声がちらほら聞こえます。
「……ちょっと可愛かったな。」
「おんやぁ?穂香はあーゆうのが好きなのかな?」
「え?ちょとクールそうに見えたけど恥ずかしがる姿が新鮮に見えただけだよ、ホントだよ?」
「あーはいはい、デレッごちそうさま。」
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「あああ!!惜しいもうちょいだったのに。」
「あはは!ピンが立ち上がるなんて奇跡ね。」
「あ、俺今の撮ってたんだ、リプレイする?」
「あ、本当だ、凄い落ち込み方。」
「う、うわぁー!やめてー!!」
レーンが一緒になった人達は結構好い人でした、合コンて、質問攻めとか嫌らしい視線があると思ってたけど違ってとても楽しいな。
「よっしゃ!!ストライク捕ったどー!!」
『おおーと?女性に自分からは恥ずかしくて声かけれない、【ナイスヘタレ】こと次世代陸上部エース吉田がストライクや、ナイスヘタレ、いや、ナイスストライク!』
『質問時にヘタレないことを祈りましょ。』
クラウドさんがストライク出した人の人柄を赤裸々にいって吉田って人恥ずかしそう。
「穂香、誤解しないでね、あれでクラウドは吉田って人を応援してるのよ。」
「え?でも恥ずかしそうだよ。」
「ふふ、一見するとそうだけどこうも見えるのよ。吉田って人は誠実で浮気しないだろう、将来生のある陸上のエースだってね。」
クラウドさんを見る詩乃ちゃんは誇らしい、ううんそれだけじゃなくてとても信頼出来る愛する人を見る姿がとても綺麗見えました。
「ん、また絵を描きたくなったの?穂香分かるけど今は我慢してね。」
「え、そうだねありがとう教えてくれて。」
まさか詩乃ちゃんの絵を描きたくなったのは内緒です。