13話(女性視点)
三蔵さんに記念撮影をしてもらってから気持ちのモヤモヤがイライラに変わって来てました。
ガコーン!
「お、惜しかったねぇ。」
「はい、後少しだったんですけど残念です。」
「そ、それにしてもちょっと力入れ過ぎ……いえ何でもないです。」
「よし、この詩乃さんに任せなさい。」
男の子達は何故か居心地悪そうです、どうしたんだろ?
詩乃ちゃんは何時も通りだから私の勘違いかも?
詩乃ちゃんは仁王立ちして宣言すると長い髪を結ってボーリングの玉を持つ姿はプロのようでカッコいいです。
カッコン!!
「「「おおおぉぉ!」」」
『ストラーイク!見事に決めヒィ?!獅子崎詩乃様でございやすぅ………して詩乃様は誰になさいまするか?』
「はーい、三蔵くんに質問ね、中の良い女の子の友達はいますか?」
『??尊敬する女性は要るけど、仲の良い女の子はいないよ。気楽な仲は今、借りてきた猫のような状態のコイツくらいかな。』
『睨まれると怖いにゃん。』
「っ三蔵くん教えてくれてありがとうね、クラウドく~ん怯えたふりしても受けないわよ。ほらいつも調子でやりなさい。」
ブルブル震えてテーブルから顔半分を出したクラウドさんが猫真似してにゃんといったのが可笑しくて思わず吹き笑いししそうになりました。
男の子達は口を手で塞ぎ我慢して少し苦しそうです。
『さ、サァァ!イェッサー!!通常任務に復帰するであります将軍!!』
疑問は残りましたけど、三蔵くんは恵里菜ちゃんとは仲良しって訳じゃないと分かって安心しました。
それに詩乃ちゃんが質問した時私をチラッとみて恵里菜ちゃんの方は視てなかたのは不思議ではあります。
恵里菜ちゃんに明日こっそり聞いてみよ。