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三十路の魔法にひれ伏せ  作者: 擂鉢
第1魔法
6/19

料理

新年明けましておめでとうございます。

ボチボチの更新ですが、頑張っていきます。


 


「そう言えば、トージはどんな魔法を使えるの?」


「俺かぁ、なんだと思う?」



 これって大地の属性とか、全部の属性が使えること言わない方がいいのかな

 この世界の常識を壊すって事だもんな



「んー、紫のような赤のような…でも黒色が混じってるんだよなー」


「難しいか?」


「1種じゃないのは分かるんだけどねー。…闇と炎の属性かな、だけど、この黄色の千とか気になるなぁ」


「まぁ、大体2種だよ。」



 嘘はついてない、大体得意なのはその2種類だし。



「すごいなぁ 2種類も属性が使えるなんて…僕らは使えたとしても、あまり意味が無いからね」


「魔力少ないと、あまり意味なさそうだな」


「うん。まぁ、2種類使える人は魔力は他の人よりも多いんだ」


 ――使える属性の分だけ自分の魔力が倍なるとお考えくださいー



 じゃあ、俺の場合元の魔力×6属性ということか

 元の量がわからんが飛んでもなくすごい量の魔力じゃないか!?



「元々少ない僕達だと、そこまで大差ないよ」


「そうなのか」


 ――マスターの場合元の魔力が多いので、総合的な魔力にすると国を滅ぼすほどですー



 まじかよ。そんな凄いの、それ猫に小判とか馬の耳に念仏とか言われるパターンじゃないか?

 これは魔力切れとかの心配なさそうだな…



「さっき気になったんだけど大体っていうことは、もしかして3属性使えるの?」


「あぁ、んーまぁ?」


「そっか、じゃあ気をつけないとダメだね」



 そう言って部屋の戸締りができているかウリアスが確認する



「3属性も使える人なんてほとんどいなくてさ、結構狙われたりするんだよ」


「え」


「属性で目の色の変わる理由を知ってる?」



 そう言えばそこまで詳しく勉強してなかったな。

 と言うより、短期間で色々覚えたから勉強してたとしても忘れている気がする。



「魔力は、目に集まっているんだ。だから、それぞれの属性で目の色が変わってるんだよ」



 そういう理由なのか。てっきり血液とかに溶け込んでるもんだと思ってた。



「何で目に集まっているかは謎だけど、1つの仮説としては目にはいろんな情報を取り得ることが出来るからだって。魔法には常に情報が必要だから、最も早く情報を得ることが出来る目に魔力が集まっている…と言われてるんだ」


「そうなのか、お前物知りだな」


「ちょっと魔力を調べててさ」



 確かに、この部屋にはたくさんの本が積まれてる。どれを見ても、魔力やら魔法やら頭が痛くなる内容なものばかりだ



「んで、なんで俺が気をつけないといけないんだ」


「魔力欲しさに、強い魔力を持っている人の目をとる奴がいるんだ」


「目を!?」


「うん、取った目を食べたりするらしいんだけど……」



 そんなやばいやつこの世界にいるのか。

 5種とか新しい属性使えるとか言ったら目所か、肉まで食われそうだな。



「物騒な世界だな。目の色変えとこうかな」


「そんなことできるの!?」



 個人的にこの目の色綺麗だから気に入ってたんだよなぁ。でも目取られるとか勘弁だな。



「紫色にしとけば無難かな。」



 目に闇属性の魔力を集めるようにして…こうか、?ん??出来ているのか分からんな。




「どうだ、目の色変わったか?」


「すごい!そんなことできるんだね!」


 ――あえて闇属性を選ぶあたり、なんだか心の闇をお持ちなように思えますー



 持ってねぇよ。清い心を持って生まれ育ってるし。



「でも、目玉を食べるなんて想像もできないよね。僕だったら絶対受け付けれないなぁ」


「むしろ、受け付けれたらすげぇよ。ちょっと距離置くよ」


 ――私もゲテモノはちょっと食べたくないですね


「食べるで思い出したけど、ご飯まだだったね」



 そう言えばずっと話しっぱなしで、ご飯のこと忘れてたな。



 ――私パンが食べたいですー!



 羽をパタパタとさせ宙返りをする。

 そんなにパン好きだったのか、今度なにかパンでも買ってあげようか。



「トージはなにが食べたい?」


「そうだなー お前の得意料理食べさせてよ」


「料理しないんだけど頑張ってみるね」



 そんなことを言いながらも、一丁前にエプロンなんかつけてる。

 あぁこれが女の子だったらすごく萌えるんだろうな。

 獣耳に、エプロン。なんか アダルトなビデオとかにありそうなシチュエーションだな…



 ――マスターむっつりですか?


「男のロマンだよ」


 ――しかし、目の色大変驚きましたー、まさかそんな事ができるようになってるだなんて


「俺も出来ると思ってなかったよ。と言うか、なんで目のこと教えてくれなかったんだよ!!」


 ――あれは迷信で、実際食べたとしても魔力なんて取ることできないんです。だから、不要かとー


「食べても意味無いのか」


 ――無理に自分のキャパ以上のものをとったり、違う属性のものを取れば副作用などが起こりますー、最悪体が耐えきれず花火のように散りますー



 花火のように散る!?体が!?、恐ろしいな…

 そしてユキは真顔で言うから余計に怖い



「まぁでも、そういう迷信って信じたくなるもんだからなぁ」


 ――不思議ですねー。私には理解できませんー。



 まぁ、神様だからな。それは仕方ない、どちらかと言うと迷信になるような立ち位置だもんな



「ところで なんかコゲくさいような…」


 ――私はウリアス様が何かしらを焦がしているのに1票ですー



 同感だ。

 むしろ 焦げてなくてこの匂いだとある意味不安になる…いや、出てくる料理も不安だけど…



 それに、なんかキッチンがガチャガチャと騒がしい。

 なぜ、そこまでガチャガチャ音がするんだ。



 一瞬の静寂の後にキッチンから謎の小さな爆発音が聞こえた。

 え、まじであいつ何作ってるの。

 料理しないとは言ってたけど、まさかしたことないとかないよな?久しぶりにした的な意味だと思ってたんだけど…



「ふぅ、おまたせー出来たよ」



 何かが飛び散ったようなエプロンを付けて部屋に戻ってきたウリアスが手に持っているのは謎の物体A…



「料理したことなかったけど、意外と難しいんだね」



 前者だったか……え、じゃぁコイツ普段から何を食べてるの?生肉?狼だから?



「ウリアスは普段何食べてるんだ」


「生肉だよ。たまに加熱したりするけど、めんどくさいから基本生肉なんだ」



 予想的中しちゃったよ。俺も加熱した肉で良かったのに…



「コレ美味しいか分からないけど…」



 コトンと机に置かれた物体A

 ふわりとかおる匂いは複雑すぎる香り、グツグツと何故か沸騰している…湯気は出てないのに。

 色は紫色だけど、え、こんなアニメみたいな食べ物ある?



 チラッとウリアスの顔を見ると心配そうにみている。ちょ、そんな顔で見るなよ…。

 でもまぁ、なれない料理を作ってくれたんだもんな…その努力を無下にはできまい!



「いただきます。」



 スプーンで物体Aをすくって見ると、チーズのように伸びた。

 やっぱりグラタンかな。この世界のグラタンってこんなものかな?


 恐る恐る口に運ぶ



「どう、美味しい?」


「……食べれない事はないかな」



 何でこんなの色してるかは謎だが、飲み込めない味ではない。

 これならなんとか全部食べれそうだな。

 ユキはおそらくどこかで買ったのであろう美味しそうなパンを俺に見せつけるかのように食べている。



「無理しなくて食べていいんだよ?」


「無理じゃない、せっかくお前が俺のために作ってくれたんだ。食べ物は粗末にしたらダメ」



 食べて失神とかなら流石に無理だけど…



「ちなみにウリアスはもう食べたのか?」


「まだだよ」


「そうか、じゃあ今度は俺が作ってやる」


「え、そんな悪いよ」


「別に調理したもの食べても平気なんだろ?後でちょっと台所貸してくれ」


 ――こう見えてマスターは料理が得意なんですー


「そうだったんだね!じゃあお言葉に甘えようか」


「おう、これ食うまで待ってくれよな」



 残り少しのご飯を豪快に食べる。

 なんだか変にお腹一杯になったな…



「よし、じゃあ此処で待ってろ。適当に材料とか使うけどいいよな」


「うん、分からないのがあったら聞いてね」



 調味料とかなら味を見ればいいしな…よし、始めるか。

 この世界でこんなに早く料理するとは思わなかったけど、料理人としては腕をふるおうじゃないか!!



 料理が出来か上がり、俺の料理にウリアスとユキはガッツいてくれた。

 いやはや、嬉しいものだな。

結果どうしたいのか分からないですね。

こっから盛り上げれるよう頑張ります。

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