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夢の精 - 黎明夢遊勇者 - 恋人双星  作者: ジョナ・アキラ
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第十一話:悪魔が宿す心の迷宮

https://ncode.syosetu.com/n2018dm/11/

https://il.ink/jonakira

11から12月にかけて年末試験の後にシンガポールで年末休みがあって、ゾナーが友達と一緒にリゾートへの国内バカンスへ三日間楽しむようになった。


優子にとっては、それはとてもバカンスではなかった。彼女はゾナーを守る使命があったからだ。勿論、ゾナーは優子が彼を守っているとは知らなかった。


アリス黄も中国実家帰りので、そのイベントに参加できなかった。


しかし、そのリゾートには、なにかがおかしかった。


人間の気配が全くなかった。まさか全部幻だったのか。


いけない、やっぱり罠だ。


そう悟った時、もう遅かった。


幻が崩れ去り、優子の周りには、武器を持っていたゾンビ―がかかってきた。


あらゆる魔法と格闘手段で、彼女が奴等を払い除けるつもりだった、切りがなかった。


数時間後、彼女がやっと全てのゾンビ―敵を倒して、自分の捕らわれた次元から自由になってから、別の次元部屋に入った途端、もう手遅れだった悟った。


ゾナーが魔法陣の中に横たわっていて、ある黒いフード付きローブを身に纏った仮面のつけた者が、呪文を詠唱をしていた。彼の隣で、一緒に詠唱していた、同じく黒のローブを身に着けたやつがいた。優子が突入したのを気付き、彼自身が詠唱を止めて、言いだした。他の奴等が詠唱を続けただけだった。「とても興味深いだ、」と女性らしくピッチ高いの男性の声が金属の仮面の後ろで言った。


「なにが興味深いなんだ?貴様は何者だ?」と優子が呼びかけた。


「真アジア騎士団のウォルデマル皇太神官ですわ」と彼が言った。


「何をしている?」と優子が訊いた。


「失礼ね、人の儀式を邪魔しに来る奴に、答える義務がないね」とウォルデマルが言い返した。「私が送り込んだ歩兵隊をよくぞ倒してくれた。時間稼ぎが成功したね、我等が新しい将軍に挨拶して頂戴」


「何?」と優子が驚いた。


急にゾナーが目覚めて、格闘構えを取った。


「じゃ、あたしが先に失礼する」とウォルデマルが言うなり、彼が他の神官と一緒に消えてしまった。

儀式の部屋には、ゾナーと優子だけだった。


「どうしたの、ゾナー?目を覚まして!」と優子がゾナーに向けて呼びかけた。

しかし、その声をゾナーが耳にしなかった。


「私を受け止めなかったこの世界の者は、消え去るがいい!ジェビリス様の元で!」とゾナーが言った。


そして、ゾナーが優子に向かって、火の玉を掌に作って、優子に向けて投げつけた。

優子がそれに対してまた火の玉で反撃し、その二つの火の玉の激突によって、爆発が生じた。

そして、何回もその調子で繰り返した。


「目を覚ませ!」と優子が言った。


「その言葉だけが大嫌いだよ!何度も目を覚ませと言われたことがあった。うんざりだ!」とゾナーが嘆いた。やっぱり、「目を覚ませ」というと、両親、先生、とクラス友達によく怒られたので、癪に障った。「なめてんじゃねえ!俺がこの世界を統べる将軍になってやる!この世を俺の物にする。この世の綺麗な女を俺の女にする。貴様を倒して、俺のめかけにしてやるぞ!」


「そんなの嫌だ!暴君の妾になりたくない!こういうゾナーになったらあたしは嫌だよ!優しいゾナーを返してよ!」と優子が涙を堪え乍ら言った。


「こいつの心がもう、吾輩が貰った」


「何者だ」と優子が訊いた。


「吾輩は、冥王ジェビリス様だ。かつで魔界を統べた者。最初であり最後である吾輩を称えるがいい!」


ジェビリスになったゾナーが優子の周りに赤いバリアを作り、優子が動けなくなった状態になった。


ジェビリスが変形した後に、後ろに四翼がXの形を作り、各片翼が長い刃らしかった。その一本の刃で、優子を閉じ込めた泡みたいなバリアを真二つに切った。


痛みの余り優子が叫んだ。しかし、真二つにされた優子の体が死なず、バリアの分裂とともに、地面に落ちた優子の二つに切られた体がすぐさまに一つに治った。


しかし、深く閉ざされたゾナーの心の中に、戦意を無くした魂がいた。


もともと友達が一緒にいるのに、ある誤解で、女性の友達を触った変態だと呼ばれてしまって、虐められてしまって、着せられた罪悪感で自分を責めて、世界に認められるのを放棄して、世界を敵に回そうとした。


しかし、その閉ざされた心の中に、外からの声が届いた。


「何を落ち込んでんだよ!お前の女を殺すつもりか?」と、その声が来た。


ゾナーが声に首を向けると、あれは、確かに見たことのない顔。

腕四本を持つ、人間の形状を持つ赤い鬼だった。


「俺は我来也がらやだ」と、その赤い鬼が言った。


「何をしに来た」とゾナーが変わりに行った。


「お前を目覚めさせるために、俺がお前の心に入り込んだ。今のてめえはみっともねえ!勝負だ!」


「勝負に興味ねえ!戦えないんだ!負けたから!」


「いいえ!まけてねえ!今ちょっと痛みを叩きこんでやる!」


そして、ゾナーの心の中に、我来也とゾナーの間に肉弾戦が展開してあった。


勿論、我来也がある場所で、瞑想と呪文詠唱で日本にいる遠い所からゾナーの心に入れた。


ゾナーが痛みを感じて反撃を返して返す程、もっと生きる感じが沸いてきた。


「よし!その意気だ!ジェビリスという奴をお前の頭多い祓え!」


「よし!やってみる!」とゾナーが言った。


ゾナーが死力を尽くして念じて、両手の中に気力の玉を作り増長させた。その後は、自分の頭を乗っ取ったジェビリスを探った。


その悪の波動の源をキャッチした途端、ゾナーがその玉をあの方向へと放った。

現実の世界で、ジェビリスがゾナーの体に乗っ取って優子を半殺しにした所、とどめを刺そうとした。


ジェビリスがその勝利の瞬間を味わおうとしたところ、急に体の中から、きゅんとした痛みを感じて悲鳴をあげて、揺れる歯から涎が出て、目玉が出そうになった。


「おのれ…満たされて…満たされてゆくぞ…満たされて…もう持たない…その力が…わしを蝕んでいく…」


ジェビリスが胸部を掴んで血を吐いた。吐いた血からピカピカする星が見えた。そうすると、また吐いて吐いて、急に黒い影を吐き出してしまった。


その口から出た黒い影が黒の竜巻になって消えてしまって、もともとジェビリスに見えたモンスターがゾナーの元に姿に戻った。


「ありがとう…信じてくれて」とゾナーが言った。ゾナーが目を開けたら、満身創痍の優子が起きて優子を抱いた。


その時こそ、回りの幻の呪縛が解かれて、二人がただ浜辺にいるだけだった。


二人の世界では、暫く時間が止まった。


二人が、ちょっと心と心を繋げる、話し合いが長くなった。


そして、もう行く時間になったら、優子がゾナーの首に「四心符」と書いてあるお守りの首飾りをつけた。


そうする時、優子がゾナーの口からキスを奪った。そうしたら、優子がゾナーの前に急に服を脱いで、ゾナーに自分の裸の姿を見せた。


ゾナーが見て、そのままここで固定された。


その後、現実の世界で…


ゾナーが幸せそうに、自分の家のベッドで寝ていた。首の周りに、「四心符」と書いてあった首飾りが吊られたのだ。


「これで、あなたがこの日に起きた事を暫く忘れて頂戴。3年の後、あなたが目覚める時が来たら、あなたの封じられた記憶を全て開封します」と、優子の声が聞こえた。


そして、優子の裸の姿がゾナーの目と頭の中に焼き付いた。


激しくて、興奮と貪る気分が徐々に、徐々に、快楽に変えた。


ずっとその、彼女の姿を、じろじろじっと、見ていた。


ズボンが、びしょ濡れて行く。


それが、大切な瞬間、大切な思い出、大切な気持ち。


ある可愛い女性に可愛がってくれて、こんなに幸せなことか?そんなに幸せになったのも、初めて。


ありがたい気持ちで一杯だった。ありがたい気持ち。感動、感激、感謝。


心のどこかで、「優子を守りたい…優子を守りたい」という気持ちが強かった。「一杯してくれた彼女を守りぬきたい…この幸せを…なくしたくない」


一旦起きたら、びしょ濡れたズボンを洗浄しなければならなかったが、あれは幸せなちっぽけな問題だった。洗いながらいつも夢の出来事を回想していた。


ゾナーが普通に学校生活を継続して、勉強に専念し、成績が上がってから間もなく、クラスメイトに見下されなくなった。奇跡というか?誰も知らないが。


勿論、自分の体の封印から自由になったもう一人のゾナーが言った。


やっと新星幽霊ノヴァガイストとして現れたら、日本に呼び戻されて、我来也がらや師匠が向かいに来た。新星幽霊ノヴァガイストといえば、ゾナーの無意識な心からできた格別の物体だった。


我来也が幽霊のゾナーに聞いた。「お前は何者か、覚えているのかい?」


「ちょっと、ぼやけているみたい…俺はリゾートにいるんじゃなかったの?ここはどこなの?」周り

を見たら、古の石像だらけの神殿にいるようだった。


「ここはお前の修行の間、お前が新星幽霊ノヴァガイストとしてまた蘇った。前にお前の名前はキラだった。」


「師匠!そうだ!覚えた!優子が無事か?」


「あいにくだが、お前を回復させる為に、夢子がお前に力を注いで治療しようとした所、自分が消えてしまって、自分のホストボディーに戻った。」と我来也が説明した。


「そんな!」と新星幽霊ゾナーが失望そうに言った。「で、名前は優子じゃなかったのか?なんで夢子というんだよ?」


「バーカ!それが、お前とシンガポールで出会う為の偽名だった。忍び名は夢子。お前も忍び名がある。あきらだよ。だが、次の任務の為に、新しい偽名をつけたやる」


そうすると、我来也が黄色い光線をあきらに向けて放ち、彼の服装が一変した。「名付けて、牛仔黎明カウボーイデイブレイク


今、牛仔黎明カウボーイデイブレイクの服装は、下半身はブルージーンズで、上半身は黄色いTシャツの上にブルージャケットだった。任務によって、服装変更はあきらの自由だが、カウボーイ服装はデフォルト。


この修練の空間で、時間が流れが外より早くて、この空間の間に一年が経っても、外の世界はただ一ヶ月。しかし、修練時間は半月で充分だった。


現実の世界のゾナー孫がそれらの事件を知らないが、夢に見ることもあったが、起きたら余り何も覚えられなかった。しかし、そういうシーンが見られたのは、優子から貰ったコンソールゲームの影響と思った。


そのゲームの中で、女子学生制服を身に纏った女性キャラとカウボーイ服装の男性キャラも選択できた。そのゲームの名前も牛仔黎明カウボーイデイブレイクだった。



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