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俺の友達、私の知り合い。

作者:睦月山
 俺、竹内大樹は白石悠子の友達である。白石は小学二年生の時にこの町にやってきた。外で遊ばなねえし、話してもつまらねえしで、みんなとうまく馴染めずにいた。おどおどしていると思えば頑固だし、怒ったと思えば我慢強い、そんな面倒くさい奴なのだ。かく言う俺も白石のことを気にくわないとからかってばかりいた。けれど、あの日、二年近く続いた喧嘩の仲直りをした日、俺は白石はまどろっこしいし、見てるとイライラするけれど優しい奴だと思った。友達になれたんじゃないかと思った。
 私、白石悠子は竹内大樹くんの知り合いだ。小学生のころ、大樹くんは意地悪で私はいつもからかわれていた。私はよくも考えずに人を揶揄する大樹くんがきらいだった。けど、小学生のある日からきらいじゃなくなった。私は大樹くんのとある一面を知り、きらいになれなくなったのだ。私と大樹くんは友達かと問われれば困ってしまう。友達の定義なんて知らないけど直感的に肯えない。それに私は大樹くんと友達になんて、なりたくないのだ――。
1:夏のおわり
2016/03/06 16:00
2:俺の友達
2016/03/07 09:00
3:他人の目
2016/03/07 13:03
4:一縷
2016/03/08 16:18
5:私の知り合い
2016/03/09 16:32
6:遠い家
2016/03/10 23:08
7:綻びなおし
2016/03/11 16:00
8:山眠る
2016/03/12 01:00
9:かけた熱
2016/03/13 16:17
10:かけた夜
2016/03/14 20:18
11:門出の日
2016/03/15 11:18
12:なりたくないもの
2016/03/15 13:19
13:俺と私の
2016/03/16 10:09
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