露出(挿絵有り)
えーと・・・
かなり遅れてすいません・・・
まぁ読んでる人はいないと思いますが・・・
インターネットに繋がらなくなったり、2ヶ月連続でテストだったりして割りと暇だったんですがまぁ暇じゃなかったんですかね(´・ω・`)
とにかく、遅れてすいませんでした!
そして、早々に悪いのですが多分この話はよく分からないと思います・・・(´・ω・`)
自分でも思いつき思いつきで書いたので・・・
すいません・・・
ってことで、一応続きも地道に書いてるので読んでくれてる人いたらよろしくお願いしますm(__)m
―――
「…はぁっ…はぁっ……」
戻ってこれた。
自殺っていうのは…
正直、もう2度としたくない。
もし、向こうの世界で自殺をしまくって、こっちでもやりそうになってしまったら…
仮想世界の死亡、ではなく、本当に死んでしまう。
嫌なことがあっても、もう自殺はしないようにしよう…
………守れる気がしない…
「もう… 行きたくない……」
里菜ちゃん…
未だに、体勢ひとつ変えずに眠っている。
「……っ」
不意に頭痛が襲う。
ちょっと待って…
まだ1分しか経ってない…
もう、また向こうに行かなくちゃならないの…?
それに、何か引っ掛かる。
何か……忘れてるような…
それに、向こうでなんかあったような…
思い出そうとすると、頭がズキズキする。
その時、ヴォンヴォンと携帯が震える。
理科ちゃんから着信。
『……莉奈ちゃん…? 大丈夫…?』
「もう行きたくない… 私が酷い目に会うのも、みんなが死ぬのを見るのももう嫌…」
『……… 鈴ちゃん達から、ありがとうって伝えておいて、って…』
…無事に、戻れた。
みんながあれ以上惨劇に会わなければ、それで良かった。
「いいんちょーのことも、分からない?」
『うん… 二人とも、まだ1度もこっちに戻ってきてないから…』
「……そっか…」
『莉奈ちゃん……本当に、ごめん…』
「………っ…」
頭痛。
「…ね、ねぇ。 向こうの世界の地図とかないの? 私がどこにいるか、とか… みんながどこにいるか、とか……」
『!! ま、待ってて!』
「………」
む、無理…
もう、頭痛くて、意識…が……
―――
―――
「……っ…」
また、強制的に送られてきた。
今度は、山のふもとらしき辺りに来ていた。
少し離れたところには、小さい村が見える。
「……やめよう…」
人がたくさんいるとこには、もう行きたくない…
そもそも、今まで動いたら酷い目に会ってきた。
だとしたら、ここから動かないで何か起こるまで待ってた方がいいのかな…
幸い、目の前には川が流れてるし、水も綺麗っぽい。
この場所に何かが起こるまで、私は木陰に座って待っていることにした。
――
――
「……う…ん…」
いつの間にか、眠ってしまっていたようだ。
「……? あれ…?」
手の自由が利かない。
見ると、縄で縛られていた。
それに、今私がいるのは建物のなか。
よく見る、木でできた小屋っぽかった。
人はいない。
でも、恐らく私は誰かに拐われて(?)しまった。
いずれ誰か来るだろう…。
その時、外から話声が聞こえた。
「……それがな、結構いいんだよ…」
「……本当か?」
「まぁ見てみろって! 使えるから!」
誰か、来た。
恐らく、私を誘拐した人。
ガチャ
「……お? 起きてる」
「…ふむ… 確かになかなか…」
「だから言ったじゃねぇかw」
「あ、あの……」
そこそこ歳はいってる男の人が二人。
「おお、ごめんなお嬢ちゃん。 縄で縛っててすまないな」
「い、いえ……」
「つい可愛い子がぐっすり寝てたからな! 大丈夫だ、別に犯すつもりはない」
「………」
「……まぁ、暴れだしたら何をするか分からないけど…な?」
「……ひっ… は、はい……」
別に、私に……そーゆーことをしないとは言っていたけど…
とにかく、今は静かにしてた方が良さそうだった。
「……ふむ… 使えるな…」
「だろ。 来るのはあとどのくらいだ?」
「1時間と先程連絡が来た」
「1時間か…」
「………」
なんの話をしているんだろう…
使える、って何に使えるんだろう…
「うし、お嬢ちゃん、ちょっと話でもしないか」
「え…と… は、話だけなら…」
「そんな警戒するなってw 犯すことは絶対にしないから」
信用できない…
そんなことを言ってる時点で…
「じゃあ、歳いくつ?」
小学生じゃないです…
「16……ですけど…」
「16!?」
「………」
………
「いやー俺でかくても13だと思ってたわ! ちっこいな!」
「……は、はぁ…」
んなこた分かってるから!
「……ふ~ん… それにしても小さいな…」
分かってますから…
「どれ」
「!!」
ちょ、ちょっとぉ…
いきなり胸を触られた…
「無いな。 本当に16か?」
酷い…
「ほ、本当ですっ」
「ふーん……」
「! ………んっ…」
体をペタペタ触ってくる。
「ちょ、ちょっと……」
「ん? あ、すまないな。 疑わしくてな」
酷い……
「………」
「…ま、これ以上は何もしないわ。 おとなしくしておいてくれ」
「………」
はぁ……
――
それから約1時間後。
「お、きたきた」
どうやら、二人の仲間と思われる人がここに到着したようだ。
「なぁお嬢ちゃん。 今、眠くないか?」
「え? え、えと…眠くないです…」
「そっか。 じゃあ仕方ないな」
縄をほどかれる。
「ちょっと眠っててくれ」
どむっ…
「うっ!? …っ」
お腹を殴られた。
「よし、じゃあ行くか」
薄れゆく意識のなか、その言葉を最後に私はどこかに連れていかれた……
―――
―――
「……う…ん…」
「お、起きたか」
お腹痛い…
もう、こっちの世界に来て何回殴られたんだろう…
数えきれない、いや、数えることなんか出来ない。
もう…嫌だ…
「お嬢ちゃん、ちょっと悪いが、手伝ってくれねぇか?」
「………」
「おぉう、そんな睨むなよ… 悪かったって…」
「……手伝いって、何ですか?」
「お、やってはくれんのか、ありがとよ。 ま、今はまだいい。もう少し休んでてくれ」
……うぅ… お腹痛い…
この…車…? の、ガタンガタンいうのでもお腹痛い…
どこを走ってるんだろう…
何を、されるんだろう…
―
―
「着いたぞ。悪いが、目隠ししてもらうな」
「………」
うぅ……恐い…
何されるんだろう…
「せんせー、連れてきやしたぜー」
「………」
先生…?
「じゃ、早速やらせてもらうか。向こうに連れていって、目隠しを外してやってくれ」
実験かなんか…かな…?
実験……
嫌な予感しかしない…
「おし、ここだ。外すぞ」
「…っ ? ここは…?」
バスケットコート1つ分くらいの大きさの、体育館みたいな建物。
しかし廃れていて、床のところどころから草が生えてたりしている。
それに、天井もない部分があった。
「おう、今からお嬢ちゃんには、ひたすら逃げてもらう」
「逃げる…?」
「あれから、な」
そして、扉から入ってきたそれ。
「ロボット?」
「そうだ、まだ実験段階だから、それの実験に付き合ってもらうわけだ」
「実験って… それに、逃げるって…」
「まぁ、見てもらえば分かる。 とにかく、最大1時間、頑張ってくれ」
なんだろう…
隣にいた男の人が離れ、その先生らしい人がロボットをなんだかいじくっている。
その直後。
『対象 発見 殺人 開始 起動 十秒前』
「………え?」
すると、そのロボットーもとい、殺人兵器―の右手部分にギザギザの刃が付いたチェーンソーみたいなもの。
左手部分に筒が、ジャキンという音とともに表れた。
『開始』
「!!」
殺人兵器がこちらに向かってくる。
しかし、それほど早くはない。
本気で走れば、余裕で逃げ切れる。
でも、今はお腹が痛い…
だけど、そんなこと言ってたら……
殺される。
反対方向に、腹痛を我慢して走る。
大丈夫、それでも逃げ切れそう…
このままなら…
その時、殺人兵器の左部分から、手榴弾らしきものが出てくる。
「わっ!」
ドガン!
間一髪で右に避け、手榴弾を避ける。
しかし、第2発が飛んでくる。
「……っ」
また右に避ける。
手榴弾の正確さについては甘い。
よく弾道を見れば、なんとか避けれそうだ。
バスケをしてて培った運動能力は、伊達じゃない。
第3発。
これも、難なく右に避け……
「…!?」
鋪装されてない体育館。
床にでこぼこがあったり…滑りやすい場所が有るのは考えられる。
足を滑らせ、尻餅をつく。
「…っ …痛い…」
その衝撃がお腹に伝わり、鈍い痛みを引き起こす。
急がないと…
焦りと恐怖が際限なく引き出される。
その時。
背後からチェーンソーの動く音。
―ウィィィィィィン……
咄嗟に、前に飛び出す。
しかし…
「!! あっ……ぐっ…!」
左足に、刃物にえぐられる痛み。
ふくらはぎをチェーンソーで切られた。
「…はぁ… うっ… と、止めて下さい!」
逃げるモーションに入りながら、後ろを振り向き、そう叫んだ。
しかし、さっきまでいた人達は、もうそこにはいなかった。
「…なっ… どこに…」
回りを見渡す。
人は、一人もいない。
再び、背後からチェーンソーの音。
「…待っ…」
しかし、ロボットが殺人対象の言葉を聞くはずがない。
ズバンッ
「…!! がっ…!ああああああああ!!」
左足を、完全に切断される。
「…待って… 殺さないで… 待って…待って…待って待って殺さないで待って待って待って…」
ひたすら、そう呟く。
しかし、止まるはずがなく、殺人兵器は次の部位に狙いを定める。
「…待って…お願いだから… 待って待っ…」
次の瞬間、右手の感覚が無くなる。
「……あ゛っ… ああああああああ!!」
痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い待って待って待って…
痛……
「…はぁ……はぁ…… っ… げほっ…げほっ…」
痛い。
また、殺される。
なんで、私だけ…
ロボットは、チェーンソーを構えながら、私をじっと見下ろしている。
本能的に、左手が前に出る。
しかし、その左手を無視し、チェーンソーは私のお腹を引き裂いた。
「………がはっ…」
口から血を吐く。
目が回る。
もう前が正常に見えない。
「えほっ…げほっげほっ……がはっ…」
咳と同時に、血も口から飛び出す。
「!!!!!!」
最後、今まで味わったことのない痛みが、お腹に感じた。
今、お腹からは、はらわたが、露出………
していた、はず。
そう思うころには、私の意識は既に無かった……
―――
途中の挿絵はBlueHat様に頂きました!
ありがとうございます!




