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幸せの小人姫  作者: ちろ
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はじまり

自分の力量も顧みず、書いてみたかったからという理由のみで書き始めた着地点不明の物語です。

今後のストーリー展開あやふや、更新頻度低め必至ですが、温かく見守ってください<m(__)m>

「んー、今日もお疲れ様でしたっと。」


 練習を終えて無人になったプールに向かって呟く。今日もハードな練習を乗り越え、あとは家に帰るだけ。その前に副部長のお仕事である鍵閉めっと。そういえばお母さんに卵買ってきてって頼まれてたんだよな。スーパー寄らなきゃ。ああそうだ、明日数学の小テストだから復習やっとかないと。

 ぼんやり考え事をしながらプール周りの忘れものや片付けの点検をしていると、ふとプールに違和感を感じた。というか…なんだか水面がものすごく光ってる。

 五階建ての校舎の屋上部分にあるプール。しかもガラス張りだから水面が日光を反射して光るのは当然。

 でもね、これは明らかに「発光」ってやつじゃない?


 近付いて見てみると、やっぱり不自然な光が水中から出ているみたい。しかも水面が僅かに揺れている。えぇー、ほんとに何なの?もう少しはっきり見えないかな、とプールサイドぎりぎりに立った時。突然プールの水が意思を持ったかのように動いた。

「えっ――――――」

 悲鳴を上げる間もなく水中に引きずり込まれ、ここはどこの急流だと言いたいくらいもみくちゃにされる。必死に自分に落ち着け!と言い聞かせ、周りを確認してみると―――――


 排水溝らしき穴が目の前に。


 嘘でしょ、なんでこんなに大きいの?あれ、これ排水溝だよね。なんで蓋が開いてるの!!てかこわいこわいこわい!!!

 パニックになっている間にも流れは止まらず、あっさり排水溝を通り抜けてしまった。あれー、これ下水コースですか?東京湾に放流されるんですか?


 誰か助けて!


 なんて今更なことを最後に、そこでぷっつりと意識は途切れ――――――



 気が付いたらびしょ濡れのままベッドらしきものに寝ていました。



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