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抱き枕の鼓動

作者: リク

初めまして。ふらっと書いてみました!

お時間あればぜひ読んでみて下さい!

コメントの方もよろしくお願いします。


鼓動がする。

抱き枕を伝い鼓膜を揺らすリズムが「生きているよ」と囁く。

あなたは何故そこまでして動き続けるのだろう。

何故、私を生かしているのだろう。

あなたは気付いていないのだろうか。

それが何の意味もないかもしれないということに、、

あなたによって動く足は日々同じ空間を行き交い、手は自分でもよく分からないものをつかんでは離そうとしない。

口はただひたすらにダウンロードされた言葉を意味ありげに放ち、目は荒廃した現実を写し出す。

もし、あなたがこのことに気付いてしまったのなら今すぐに他の人に乗り移ってしまうのかもしれない。

その時「私」は何を思っているのだろう。

今までの行いを悔い、行かないでと泣き叫ぶだろうか?諦めて納得し、送り出すだろうか。

その時「あなた」は何を思っているのだろう。

今までよくもわたしの頑張りを無駄にしたな!と責めるだろうか?あなたのもとで一生を終えたかったと悲しむだろうか。

いや、分かっている。

あなたはそれでも私を見捨てずに見守ってくれるのだろう。

それは、哀れみや諦めからではなく「ここ」こそが自分の居場所であり「これ」こそが役割だという存在意義をもち、受け入れているからだろう。

それなのに私はこわい

一体何を、、

一体何を恐れているのだろうか、、

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