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50話


「ぬぁー!!真司兄さん強すぎ!」


野球盤をした後に気がついたらテレビゲームの方の野球をやっていたのだが俺は一度も川内姉妹に負けていなかった。


「マジで強いっすね......」

「あー、まぁゲームは結構得意だからなぁ」


昔からゲームはやってたしな、家の中にいればゲームして外に出ればスポーツ全般をしっかりやってたし。


実際俺はどちらも好きだし。


「これで得意とかの領域なんすか?」


目の前にあるゲームスコアは5回裏終了時点で14-0、コールド勝ちだ。


「いや、そのー、野球部だし?」

「それ、私もなんすよ」


でもなぁ、それくらいしか俺は言えないし。


「まぁ、いいんだよ!真司兄さんが凄いってことで!!」


ピョンピョンしながら由梨はすごいすごいとしている。


あれ?この子中3だよね?テンションが幼すぎない?

あと、可愛い。


「......まぁ、なんかそれでいいっす」

「いいのかそれで」

「まぁいいんすよ、そういえば野球で思い出したんすけど中間終わったら練習試合やるとか言ってたっすよね?」

「あー、そんなこと言ってたな、半年ぶりなんだっけ?」


1個上、いや、俺らからしたら2個上が問題を起こした影響で公式戦及び練習試合等の対外試合が年度が明けるまで禁止されていたらしい。


問題を起こした中に今の2年の先輩たちがいなかったというのと問題を起こした代が全員居なくなったということで練習自体を禁止されることは無かったらしいが。


「先発さんには頑張って欲しいっすよ?」

「あぁ、任しておけ」


物語のようなオリジナルの変化球を持ってる訳ではないが、その分投げられる変化球は多いからな。


............前世で全く投げられなかった球が投げれるし。


「ただまぁ、問題は投手が俺しかいない事だよなぁ......」


うちの野球部の問題がこれだ。


風花を合わしても10人、つまり選手は9人。

ギリギリ試合が出来るってやつだ。


「今んとこ、全部真司が投げないとっすからね」

「そうなんだよなぁ」

「真司兄さん、大変なんだね」


まぁ大変だよなぁ、とりあえずは全力投球を減らして常にストレートではなくチェンジアップを投げるイメージだな。


「まぁ、今考えても仕方ないっす、目先のこの試合に集中するっす」


そう言ってゲームのコントローラーを持ち上げる。


「それもそうだな」


それから帰るまでずっと2人を相手に戦い続けたのであった。


ちなみに1度も負けなかったのはここだけの話な?

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