表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

48/56

47話


「「「お帰りなさいませお嬢......さ......ま?」」」


oh......メイド......


扉を開けてもらって入った瞬間目に入ったのはズラっと並んでいるメイドさん。


ってメイドなのか?執事服来てる人もいるしこの場合は執事になるのか?


あかんな、性別で判断しているのはこの世界においては間違いだろうからな、気をつけよう。


ん?なにか視線が。


「お嬢様がお友達を連れてくると仰っていたからてっきり神通様や那珂様を連れてくるのかと」

「お嬢様が男の子を......」

「それにあの男の方凄くカッコよくないですか?」



よく分からないけど、なぜこちらを見る?


「皆、真司のこと見すぎっすよ、男のお客様だからってガン見すると真司に嫌われるっすよ?」


ズバババッ


おおう、タイミングがぴったりで全員が一斉に顔を逸らしたぞ。


凄いな、これが執事やメイドのコンビネーション力か(違う)


「別に見られた所で俺はなんとも思わないぞ」


スババババッ


全員が一気にこちらを見てきた。


「すげぇな〜、これが執事やメイドの力か~」

「違うっすよ!?違うっすからね!!?」


こんな感じでふざけているとこちらを見てきていた群から1人女性がでてきた。


「お嬢様のお部屋へご案内します」


そう一言告げると足早に歩いていってしまう。


ついてこいってことか?


「あー、ありゃ照れてるっすね」


どこに?


............っていうか


「今日遊ぶのって凛の部屋なのか?」

「そ、そうっすよ?」


ふいっと顔を逸らしながらそう言ってきた。


えぇ、マジかぁ、男子が女子の部屋に入っていっていいものなのか?

なんか、こう、ヤバくね?(小並感)


ちなみに凛の耳が赤くなっていることには気がついていない模様。


凛は返答しない俺を不思議に思ったのかこちらを見てきた。


「そうっすよね、男の子が女子の部屋に入るのは嫌っすよね......」


少し悲しそうにそう言ってきたのだが、なんというか、ねぇ?


嫌とか嫌じゃないとかじゃなくてなんというか女子の部屋ってイメージ、女の花園じゃん?


「なんというか部屋に入るのは構わないんだが、女の花園になりうる場所に入r」

「それって男の花園じゃないっすか?言葉変っすよ?」


......ん?


「どういうこと?」

「いや、それはこっちのセリフっすけど」


んんん??


「女の花園が存在したらただただ女くさい部屋じゃないっすか男が集まるから花園なんっすよ?」


............あっ、そうか。

男女比が変わっている影響でその辺の言葉が変わっている可能性があるのか。


だから女性を指し示す言葉がもしかしたら男性を指す言葉になってるかもしれんし逆もまた然り。


有り得るな。


ということは普通に入っても問題ない?


いや、逆に考えるんだ。

女子が男子の部屋に入るってどうだった?


結構あるか?


勉強しようぜ!

→どこで?

→図書館とかカフェとかはちょっと......

→んー、じゃあ女子の部屋はあれだから俺ん家来いよ!


あー、あるかもしれん?


「まぁ、そういう時もあるって事よ」

「どういうことっすか?」

「あ、めっちゃ置いてかれちゃってるじゃん」

「あっ、ちょっ、置いてかないで欲しいっすよ~」


感想やレビュー、ブックマークとか評価をしていただけると作者が嬉しくなるのでよろしくお願いします!


★★★★★

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ