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39話


「お久しぶりです、お母様」

「お久しぶりです、お祖母様」


あ、この人が例の人か......俺も挨拶しないとな。


「はじめまして、私は赤城 真司と申します」


ピクっ


「久しぶりね、二人共元気そうでなによりです、それより」


一瞬お祖母様?は俺が挨拶した時に反応したが先に二人に挨拶をしてから俺の方を見てきた。


「限りなく男性に見える女性をパートナーとして連れてくるとは考えましたね」


........................は?


俺はポカーンとして口を開けっ放しになってしまった。


それは咲も同じようで隣でポカーンとしている。


「お、お母様、この子は本当に男の子ですよ」


紫音さんは肩を震わせながらそう言ってくれた。


言ってくれたけどそんなに笑いながら言わなくてもいいんじゃないですかね!!?


「............ごめんなさいね、どうやら私は耳が遠くなってしまったみたい」

「お祖母様、本当に真司くんは男の子ですよ」


え、普通に男に見られてないってことあるの?

驚きなんだけど。


「なるほど、えっと......パーティが終わってから話しましょう」


そう言って逃げるようにどこかへ行ってしまった。


「珍しいわね、お母様が慌てているなんてレアよ」


まぁ、そりゃ那珂家のトップは肝が据わってるだろうけど。


とりあえずお祖母様?への挨拶は終わったので......って、そういえば名乗ったけど名前聞きそびれてない?


ま、まぁ、いいか。


とりあえず挨拶は終わったので他の貴族への挨拶回りをするということで回っていた。


何やらアプローチ?らしきものが遠回しに来ていたような気がしたのだが咲と紫音さんが守ってくれたので何も問題なく終えることができた。


といってもアプローチなど『今度お茶でもどうですか?』としか言われなかったが。


まぁ、しいて言うなら話しかけてこなかった女性の中で俺の全身を舐め回すように見ていた人がいたくらいだ。


一応注意しておこうと思っていたら紫音さんが呪詛のように消すという言葉を連呼していたので多分大丈夫だろう。


というか那珂家が本気で消そうとしたら本当に消えちゃうからちょっと手を抜いてあげて欲しい感はあるのだが。


とまぁ、そんなこんなでパーティが終わった(挨拶回りが長引きすぎてまともにパーティ会場で食事が出来なかったが)ので例のお祖母様に挨拶に向かうことにした。

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