2話
「ん、うぅん」
扉を通ったあと目の前が真っ暗になったのだが気を失っていたのだろう。
「ここは、どこだ?」
どうやらどこかの家のソファーで寝ていたようだ。
「ん?紙があるって言ってたな」
周りを見てみると四人掛けのダイニングテーブルの上に紙が置いて合った。
どれどれ
『説明が長いですけど全部見てくださいね。
まずこの世界は男女比が1:100となっており男性の貴重価値が高いです、よって全員ではないですが襲ってくる女性がいますので気をつけてください。まぁ、ほぼ居ないようなもんですが元の世界の強姦みたいなものだと思ってください。
その他は元々居た世界とかなり似ています』
襲ってくるの!?
となると貞操概念が反転してるのか。
『歴史については説明がめんどくさいので勉強してください、あとは転生していただいたので姿は変わってます年齢は中学三年の時なので15歳ですね、肉体の筋力等は変わらないので努力はそのままですよ』
姿が変わっている?まぁ、後ででいいか。
『あと、この家は貴方のものです、通帳があると思いますがそこにお金が入っているのでそれで暮らしてください名義はちゃんと貴方です。』
え、この家俺のものなん?
というか一人暮らしでしっかりした一戸建て支給って俺そんないいことした?(普段の行い)
『中学校には時期的に行っても仕方ないと思いますが一応卒業資格を持ってるということになりますので高校には入試をすれば入れます』
え、今何日よ、時期によっては間に合わないんじゃ
『男性は当日でも申し込みできますよ』
え、心読んでんの?この手紙。
というか男性優遇すげぇな。
まぁ、恐らくだが男が少ないせいなんだろうなぁ。
『そもそも中学校に行かない男は多いので赤城真司さんはだいぶ頭良いと思いますよ』
へー、そうなんか。
『あ、外に出る時は気をつけてくださいね』
え、どういうこと?
というかもう説明文終わったんだが。
「とりあえず姿を見に行くか......」
恐らく洗面所に鏡があるだろうと探してみる。
ふむ、ここがトイレ、リビング、階段、ということは二階建てか。
階段の奥に洗面所かぁ。
洗面所の方に行き鏡を前にした時移った自分は......
「イケメンじゃん!」
イケメンだった、そうイケメンだった。
たぶん誰もが認めてくれると思うイケメンだ。
肌は綺麗だし銀髪碧眼でカッコイイし顔が整っててカッコイイ。
うわぁ、これはヤバいわ。
「まぁ、見た目になんだかんだと言ってても仕方ないか」
一回死んじまったんだ、どうせなら長生きしたいからな、親不孝にしちまったからせめてこっちでは年齢を超えたいよな、こんなどうでもいいこと......ではないけどどうでもいいことは流して健康的に生きよう。
あー、そういえば通帳があるんだっけか。
どこだ?
とりあえずリビングに行くか。
リビングに向かいそれっぽい収納箱を開けたら通帳が入っていた。
「これか、どんくらい入ってるんだ?」
通帳の一番外のところには自分の名前のアカギシンジと書いてある。
そして通帳を開け、すぐに閉じる。
「なんか、今見えたらおかしい桁だったんだが」
もう一度恐る恐る開け確認しまた閉じた。
中に入っていたのはサラリーマンの生涯年収の10倍ほど。
働かなくても生きてけるっておかしくねーか?
「ははは、二階の部屋見に行こっと。」
俺は何も見なかった。二階の部屋を見に行こーっと。
二階に上がると扉は5つありそれぞれが机やベッド等があった。
来客用と自分の部屋用?
いや、戸建てなら家族が出来た用なのか?
わからんがとりあえずどこかひとつを俺の部屋にしようと思い、下に行く。
とりあえず金おろして必要なものを買いに行ったりしてから色々考えるかぁ。
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