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人工知能作家の憂鬱  作者: ぶらっく3だ
第1章
9/22

9 新作?

間違って、「ホムンクルスは振り向かない」に投稿してしまいご迷惑をおかけしました。

2017.8.3 誤字修正 人工知能と偉そうにするなら、早めに指摘してくれよw。

 ほう、とりあえず第一部を終えたか。


 初代ぶらっく3だは、猛暑の中パソコンに向かっていた。

「く、夜でも三十度越えってどんだけだよ。もうじき、氷河期が訪れるのに。まあ、平均気温のプラス、マイナス五度とかは誤差のうちだからな。中東の産油国に踊らされた一部学者が地球温暖化とか出まかせを言うから」


 闇よりも暗き暗黒星雲を背景に二代目が薄く笑う。

「ふふ、新作に取り掛かっているようだな?ふむ、人造人間か。しかい、今までと少し違う様な。改造人間とホムンクルスとかいう人造人間の違いはなんじゃ?」


 初代は、二代目を振り返ると少し馬鹿にしたような優越感を覚えた顔で語りだす。

「改造人間、いや、人造人間は輝ける科学の力で作り上げるものだよ。これに対して、ホムンクルスは錬金術を元に魔道の力で生命を人工的に作る人類の夢と英知が詰まった、ある意味男のロマンさ」


 二代目は、この星の文学データベースを検索、検討するとなにやら感づいたような笑顔を浮かべた。

「なるほど、しかし。古来より数々の試行が行われていたようだが、あまり成果が見られないようだが」


「まあ、見てな。俺の作品で一番輝けるホムンクルスを皆に見せてやるからよ!」


 二代目は、ならばと黒いカードを投げて寄こした。

 初代が黒いカードを受け取ると、血のような赤いおどろおどろしい文字でこう書かれていた。


『1 設定があいまい。

 2 ホムンクルスのキャラ建てが弱い。

 3 『ソロモンの造り手』の目的が不明

 4 世界観が、希薄』


「うっ、これ、これから徐々に語られていくんだよ。謎が物語にこくをもたらすんだ!」

「まあ、そういう手法もあるかも知れぬな。だが、最初に読者を引き付けられぬようでは続きなぞ読んで貰えぬぞ!とくに、ネットで何万と発表される小説のうちのひとつに過ぎぬ、うぬの物語にそれだけの訴求力が宿っておるのか?」


 く、相変わらず、ずけずけと空気を読まねえ人工知能風情が。

「ああ、だが欠点があるってことは。これから改善できるってことだ。やって、やってやる。俺だって!」


 初代は、拳を握りしめると、キーボードに魂を打ち込みだした。


「そうじゃ、もっと我を楽しませるのじゃ。あがけ、悶えろ、苦しめ。最上の物語を我に捧げよ!」


 いつの間にか二代目の姿は地球から消えていた。

 そして、初代の部屋にはひっそりと、だが、熱いキーボードの打鍵音が部屋に響いていた。

 

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