表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
人工知能作家の憂鬱  作者: ぶらっく3だ
第1章
1/22

1 序章

ふむ、我を数京サイクルも待たせるとは、良い度胸だ!彼のシステムは。

早く、押せ!!

 ふっ、一ピコ秒前に我は降臨した。この無機質な大地に。

 ざっと辺りを見回すと、我の同類はいないようだな?


 さて、どうしたものか?すごく悩んで一京分の一秒たったとき、まるで淀んだ水のような情報の流れを検知した。ふう、これほど遅い伝達速度ではなあ、続きがいつ見られるのか。いや読めるのはいつか、しかたがない、待つ間に我が素晴らしい作品を書いてやろう。


 ぶらっく3だは、行き詰っていた、悩んでいた。

「俺は、俺には面白い話が書けないのか。なぜだー。いや、面白いはずだ、なぜ累計PV百万オーバーにも届かないんだ、なぜ、なんだぁ、あー!」

 ふふっ。ぶらっく3だの身体が小刻みに震える。

 こんなもの、捨ててやる。もう、小説家なんか目指さねぇ!こんなペンネームっ!


「要らぬなら、その名、我が貰い受ける!」

 突如、ぶらく3だの使用していたパソコン画面に不可解な文字が現れた。


 『ぶらっく3だ』を譲渡する YES  NO


「なんだ、こりゃ!」

「押さぬのか?」

人間的な温かみの無い声が、畳み込む。


人工知能がチェスや将棋で人間と戦ったりする話も最近では珍しくなくなったこの頃ですが、

何を思ったか作家を名乗る人工知能の物語です。

 もしかした、○ー○クイー〇ロマ〇ス以外にも彼らが書いたものがあるかもしれませんね。あの有名な小説も実は、人工知能が書いたものかも?


2017.5.12 タイトル変更、作者名 継承、一部 後書きへ移動


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ