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悪鬼羅刹転生~二度目の人生謳歌~  作者: ミナミペンギン
1/1

魔神達が死んだ日

初投稿でございます。

その日は少し肌寒くなりかけていたある秋の日だった。

世界を混乱に陥れていた四人の魔神と呼ばれる者達が世界の知恵を持っている生物、人間、エルフ、獣人、ドワーフから魔物、魔人と全てが協力した世界連合によって捕縛された。

作戦時間は丸三日、100万を越す軍隊は約8割、80万を越える命を散らし、作戦は成功に終わった・・・

四人の名前は

ヴォイス

キート

クェルト

ルイス


この四人の名前は未来永劫語り継がれるだろう。



















世界の約7割の命を奪い、大地を壊し、経済を狂わせた"大犯罪者"として










*************

「フゥ・・フゥ・・」

「おい、大丈夫か?」


ここはルクスリア、一番の繁栄都市だったアスタリスの広場前

そこには左腕を無くし、足を引きずったボロボロの兵士とそれを心配そうに見ている五体満足だが身体中ボロボロの兵士の2人が話し合っていた


「さっき受けたキズだ。無理せず横になっていたらどうだ?」

「フゥ・・フゥ・・

バカ言え・・こんなことで寝てられるか・・」

ガクッ

「お、おい」

「大丈夫・・だ!」


石ころに躓いた片腕の兵士にもう一人の兵士は駆け寄る


「俺がしっかり見ててやるからな!な!」

「駄目だ!この目で・・この目で見なければ!アイツらの最後を!」


片腕の兵士は声を荒げ叫ぶ、涙をボロボロと溢し


「アイツらに遊ばれ滅んだ!俺の!村の!フゥ・・フゥ・・

人達が報われねぇ!俺の家族を殺した!アイツらへの!憎しみも!消えねぇ!」


クゥゥと泣き叫ぶ片腕の兵士に吊られ、周りにいた人々も我慢していたものが無くなったように静かに涙する者、豪快に泣き叫ぶ者、そして片腕兵士の横にいた兵士も握り拳を作り、涙していた


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