表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
<R15>15歳未満の方は移動してください。
この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

《歪愛‐落‐》

作者: osk_0225

皮膚を裂き、肉を突き破る感触。


根元まで埋まった包丁から伝う、生温い液体。


直前までとまるで別人のように、とても穏やかにかつての彼氏が微笑む。


何事もなかったかのように、あの頃に戻ったかのように、彼は優しく私を抱きしめる。


「恐がらせてごめん。でも、近づけなくなっちゃったから、もうこれしか思いつかなくて……」


言って茫然とする私に口付けして、抱きしめる腕に力を込めると、鉄錆の臭いを残して離れた。


彼は立ち尽くす私の手を引いて、リビングへと移動させると自分はベランダへと移動する。


「しっかりと×××の中に、僕を焼きつけてくれ」


そして彼はお芝居のように両手を広げ、


「いままでも、これからも」


私の目を最後まで見つめながら、


「いつまでもずっと、心の中で愛を囁き続けるよ」


ゆっくりと、まるでベッドに倒れ込むように、


「永遠に愛している、×××」


手すりの向こうへと、姿を消した。


イメージ的には、別れて数年経過していて、既に結婚している女性への想いが抑えきれずにストーカー化した男性が、一度逮捕されて接近禁止命令を出された結果、忘れられないように女性の記憶に自身を刻み付けるために暴走したって感じデス。


拙作を読んで頂き、有り難うございましたm(_ _)m

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ