表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

夢があった二人(小ネタ系)

作者: 青木弘樹


彼らには夢があった。

夢のためにがむしゃらに頑張った。

名前なんざどうでもいいが、一応言っておこう。

柴田ヨウイチ、33歳。そして後輩の浦田ゴロウ、32歳。


二人は頑張った。まわりに馬鹿にされようが頑張った。応援してくれる人も少なからずいた。

十年近く頑張っただろうか。夢にむかって走り続けた。

しかし…

結局、夢は叶わなかった。


「なあ、ゴロウ。俺たちは間違っていたのかな?」

「そっすねえ…」

「それとも調子に乗りすぎてたのかな?」

「どうっすかねえ…」

「やっぱり平凡なサラリーマンをしておくべきだったのかな?」

「今となっては…そうかもしれないっすね」

「なあ、ゴロウ」

「はい?」

「こんな狭い世界を飛び出して、ビッグになりたいよな?」

「はあ…」

「どうしたんだゴロウ?あの頃の情熱はどこいっちまったんだよ?」

「…」

「昔はお前、そんなじゃなかったはずだろ!?」

「…」

「なあゴロウ!なんとか言えよ!」

「だって先輩…」

「なんだ?」

「俺ら…今、刑務所の中っすよ」

「そうだったな…」


そう。

二人は強盗を繰り返し、やがて捕まり、いま刑務所の中(狭い世界)だった。

夢は金持ちになること。

それだけだった。


この二人に共感した人がもしいるならば、浜田省吾の「マネー」という歌をオススメします。

いや、何となく…。



・・・おしまい・・・








ありがとうございました。

(^ω^)

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ