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「鍵をなくした、ですか? 今日はどこへ行っていたんです?」

「えっと、上流区の絵描きのところへ行きましたけど」

「それだけですか?」

「あ~帰り道にフードを被った人とぶつかりました」

「上流区帰りですよね? たぶんその時に盗まれたんじゃないですか?」


 金持ちと間違われて盗られたのか。

 余計なところへ行くものではないな。


「一応明日、マレインに絵描きのところへは聞きに行ってもらうとして・・・・・・」


 フマルは階段上を見て、 


「ちょっと上のラベン様に対応を聞いてきます」


 そう言うと、上のラベンに話をしに行った。

 数分後だろうか、フマルが戻ってきて、


「予備の鍵がありますからアキラ様は部屋に戻れはします、が、おそらく犯人は部屋を突き止めて盗みを働こうとするでしょう」


「その時犯人と鉢合わせるとアキラ様だけでは危険すぎます」


「なので、犯人をおびき寄せて捕まえたいと考えています」


 不注意のせいでまあまあ大事になってしまった。


「とりあえず、今日は隣の部屋を使ってください。今の部屋の中はいったん移しましょう」


 というわけで、部屋の物を隣へ移した。

 ついでに使われていなかった部屋のため、中を掃除をする。


「これでいいですかね? 明日、マレインに聞いてもらった後に見つからなかった場合、元の部屋に仕掛けをします」

「俺は普通に街を歩いていいんですかね?」

「はい。また上流区を歩いてみてください。おそらく後をつけられるので、しばらくしたら昼間に部屋を漁られるでしょう」


 見事に釣れそうではある作戦だ。


「鍵が入るのは一番奥の部屋だけなので、そこにだけ仕掛けをすればいいでしょう」


 そんなやり取りをしていた翌日、


「アキラ様、ありましたよ。絵描きの方が拾っておいてくれたそうです」

 

 朝のギルドでマレインに鍵を渡される。


「見つかってよかったじゃないですか」


 俺は一切触った覚えのない、ズボンのポケットの中だぞ?

 絵描きに盗られていた可能性があるが真相は闇のなかだった。

 これからは上流区へいくのはやめよう。



 他の露店の調査のためにダンと北西区画に行ったときのことだった。

 ちょうどその店? が開くところだったのか少し人が多い場所があった。


「ダン、あれは何の人だかりだ?」

「ああ、あれっすか。ボッチャっていうスポーツですよ。玉を投げ合って最後に自分の玉が、投げた白いボールのところに近いほうが勝ち、っていうのが簡単なルールっす」

「ふうん」

「せっかくだから見てくっすか? 入るだけならただっすよ。反応を見るに兄貴は全然理解できてないっぽいっすし。実際に見たらハマるかもしれないっすよ」

「そうだな行ってみるか」


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