閑話
本編のおさらい的なエピソードです!
挿絵を作るのが面白くて、いくつか挟んでみましたので是非イメージ補完として頂けると幸いです(^^♪
絵柄がバラバラなのはお許しください。。。
後、毎日投稿予定でしたが、一旦自分の中で話を整理します。
すでに、いろんな所で矛盾点が出て来そうな予感...
落ち着いたらまた更新頻度をあげていこうかなと思いますので、是非ご興味があれば引き続きよろしくお願い致します(^^)/
…...登場キャラや設定がかなり増えてきた。
エルフの大陸に行く前に、そろそろ一度、整理しておこうと思う。
この前の“スキル”みたいに、俺自身が抜けていることもあるかもしれないからな。
まずは、この世界について。
ここは、俺と“創造主”を名乗る謎の人物……いや、存在?と共に作り上げた場所だ。
世界観は、漫画やゲームによくある王道のファンタジーをベースにした。剣と魔法が存在し、多種多様な種族が暮らしている。
種族ごとに支配している大陸が異なっていて、今、俺がいるのは人間の大陸。
また、各種族に共通する敵として“魔物”が存在し、中には、俺自身が名前や設定まで考えた上位個体も混じってる。
……そういえば確か、5体ぐらい造った覚えがある。ってことは、《ノクシア》を除いても、あと4体はどこかで生きているはず。
この前の例もある為、最悪、俺が介入する必要があるかもしれないな。
次に、この世界の住民が使う“能力”について。
今のところ、分かっているのは「魔法」と「スキル」の二種。
剣や武器についても特殊技がありそうだが……
あまり俺自身が、そっち方面に詳しくないこともあり、そこまで細かく考えていない。
正直、創造主任せだ。
まあ、あまりぶっ飛んだものにはなってない……と信じよう。
魔法とスキルは、誰もが使えるわけじゃなく、ある程度限定された能力。魔法は俺も使えるし、構造はほぼ理解しているので、問題はスキルの方だな。
こちらについては、未知の部分が多い。
創造主が言っていた「各種族の王が持つ特殊スキル」ってやつも気になる。今のところ、俺が最も警戒すべき能力は間違いなくこれだ。
最後に、登場キャラをざっと振り返っておこう。
◇アスト
⇒白き獣──つまり、俺。
名前の由来は『星降る誓約』のメンバーたち。
この世界では、ざっくり言えば“神様的ポジション”。
どうしてそうなったかは……今は割愛。
これから世界を周る旅に出る必要がある。
◇アスト(変化ver)
⇒俺が変化の魔法を使って変身した姿。
自分で言うのもなんだが、やろうと思えば男女問わず、ハーレムを作れるだろう。
だが、悲しきことに完全に無性。
そんな欲はどこかに消えてしまった。
◇創造主
⇒謎の存在。
姿形はぼんやりしていてはっきりとは分からないが、どこか子供っぽさを感じさせる気配がある。
何より“面白さ”を最優先にしていて、自由気ままで気分屋。
俺を“死から救った?”存在でもあり、目的は「俺が創った世界の100年後を見せて欲しい」らしい。
◇ティアナ、カイル、エミリオ
⇒この世界で初めて縁を持った『星降る誓約』のメンバー。
短い時間だったが、一緒に旅をして得たものは多かった。
今は諸事情により、彼女たちとは別行動中。
◇カーラ
エルシアの宿を営む女主人。
勝気で口は悪いが、ティアナたちを何かと気にかけてくれる人。
元・Aランクの冒険者。
カーラの作る飯は美味い。
◇グランツ
都市リベリオンの騎士団長。
見た目は三十代後半の爽やか系ナイスガイ。
フランクで誰とでも打ち解けるが、過去に家族と友人を魔物に殺されている。
その因縁から、魔物には一切の容赦がない。
◇ノアヴェル(少年期)
人間種の主人公。
俺が細かい設定まで考えた数少ないキャラの一人。
今はまだ、騎士見習だがいずれは英雄となる素質を持つ少年。
これから彼がどう成長するのか少し楽しみ。
◇ノートン
変態貴族。以上。
◇エルミナ
容姿端麗・人格良好・名家出身で、老若男女問わず好感度が高い。
ただ、唯一の欠点は──メシマズ。
直属の部下であるゼンベルとアイナとは信頼関係が強い。
◇ゼンベル
エルミナ直下の部下で付き合いも長い。
魔法適性が高く、魔法騎士筆頭のポジションにいる。
やや白髪混じりの落ち着いた見た目だが、四十代前半にして老け感は一切なし。
都市内では意外と女子人気があるらしい。
◇アイナ
エルミナ直下の部下。
ゼンベルほどではないが魔法適性あり、剣の才能もそこそこ。
マイペースでよくゼンベルから拳骨(教育)を受けている。
エルミナにはその素質を見抜かれ、直接スカウトされた。
◇リューシャ
ハーフエルフの女性。
見た目は20代前半だが、実年齢は100歳を超えている。
人間の先々代王とエルフとの間に生まれた子供。
本人はあまり意識していないが、口調が男らしく、いつの間にかエルミナがそれを真似するようになってしまっていた。
……今のところ、俺が関わった主要な人物はこのくらいか。
俺が創った世界とはいえ、さすがに隅々まで把握しているわけじゃない。
だからこそ、こうやって定期的に整理しておく必要がある。
グランツのように、設定の見落としが後々トラブルになることもあるしな。
これから、リューシャと共に、エルフたちの住む大陸に向かうことになるはず。
……エルミナの話に出ていた長老、きっと“あのエルフ”だよな……。
俺は、少しだけ不安を覚えながら、前に進む決意を固めた。




