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ロリコン魔族のレア大佐と毒舌妹のメグ少佐。

優梨達が町に帰ってきたちょうどその頃、ザクロ大佐が連絡を取り合っていた魔族の元に偵察に向かわせていた部下から連絡が来ていた。


《レア様。ザクロ大佐の城は崩壊していました。魔力も感じません。》


「あらら。やっぱりザクロ大佐は倒されたのね。」


魔族のレア大佐は胸の大きな色っぽい美女のサキュバスだ。


「さっそく各地の魔族と魔王様にザクロ大佐が倒されたことを報告しなくちゃ。」


手を軽く叩いて、部下を呼んだ。


「私の可愛い使い魔ちゃん達、おいで〜。」


«レアお姉様、お呼びですか♡»


するとフリルのついたメイド服を着た頭にそれぞれ特徴のある動物の耳を持った背の小さな女の子達がやってきた。


「んんん♡今日もあなた達、可愛いわ♡」


«ありがとうございます♡»


「お腹が空きましたか?」


「どうぞ私の精気を吸ってください♡」


「ずるい〜!さっきあげてたじゃない〜!次はアタシよ〜!」


「違うわ〜!私よ〜!」


「私だわ〜!」

 

「あらあら。みんな落ち着いて。今、呼んだのは別なお願いがあってなの。」


«別なお願いですか?»


「この手紙を各地にいる魔族と魔王様の側近に届けに行ってほしいのよ。お願い出来るかしら?」


«わかりました♡»


「ウフッ。ありがとう。本当に良い子達だわ。」


使い魔の女の子達は手紙を持って城を出ると、物凄い勢いで走って、各所の目的地に向かったのだった。


「あとはザクロ大佐を倒した優梨って子が私の城に来るのを待つだけね。ウフフッ。どんな子か楽しみだわ。」


そんなレア大佐の姿を扉の隙間から見つめている少女が居た。


「はぁ…何を能天気なことを…その優梨って人間の娘は魔族を倒した程の実力者だというのに…本当にお姉様は女の子好きなんですから…やはり妹である私がしっかりしなきゃ駄目ですね。」


少女も魔族で名はメグ少佐。姉とは違って胸の小さいサキュバスで眼鏡をかけた美少女である。



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