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百合パワーは最強なのです!!〜女子高生が与えられたスキル「百合を感じるたびに強くなる能力」で異世界を救うかもしれない話〜  作者: ぎゅうどん
百合で強くなる女子高生とアリスvsザクロ大佐の部下達の戦い!編
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47話 アリスvsザクロ大佐の部下(四階編③)

「力が強くなった…?」


アリスは全身に青い炎のオーラを纏ったことに驚いていた。


「やりやがったな…尻尾が火傷したぞ…」


「とりあえず、考えるのは後だ。

 今の力なら、こいつと互角に渡れる。」


「オレの体を傷つけやがって…ガヤもうるさいしよ…決めた、手加減はもう止めだ…おまえら、まとめてぶっ殺してやる…」


するとスネーク大尉の体の色が毒々しい紫色になっていった!


「あいつ、何をするつもりだべ…?」


「わからない…でも完全にキレてるのだけはわかる…」


「もう容赦しねぇぞ…さっきの霧には毒はなかったが、今度はこの闘技場いっぱいにおまえらが即死するぐらいの猛毒の霧を出してやるぞ…」


«えっ!?»


「覚悟しろ…」


スネーク大尉は口を大きく広げた!


「やべぇぞ、あいつ本気だべ!ここからすぐに離れないと!」


「アリスちゃん!!」


「アイアン・バインド!!」


「はぐっ!?」


アリスはスネーク大尉の口を鉄の鎖で縛りつけた!


「そっか!口を縛りつければ!」


「なるほど霧の毒を吐くのを阻止できるわけか!

 やるじゃねぇか、あいつ!」


「ふぁふぁ!!ふぁふぁふぁ!!」

(はずぜ!!はずしやがれ!!)


「二人とも今から強い術を唱えるから、少し伏せててもらえるかな!」


「うっうん、わかった!」


「思いっきりやれ!」


「ふっふぁふぁふぁ!?」

(なっ何をするつもりだ!?)


「アタシとの戦いなのに、おまえは二人まで巻き込もうとしたよな?その報いを受けさせてやる、ハァァァ…」


アリスは両手を前に出して、力を一転に集めると、巨大な青い炎の玉を作り出した!


「これだけ大きければ、おまえを確実に消し炭に出来るはずだ!」


「ふぁふぁ〜〜!?」

(やめろ〜〜!?)


「くらいやがれ!!フレイム・バースト!!」


「グェァァェッ!!」


スネーク大尉は大きな炎の球体に飲み込まれると

一瞬で消し飛んでいった!


「ハァハァ…一丁上がりと…」


「やったな!あいつ、本当にスネーク大尉を倒したべ!」


「アリスちゃん!」


優梨は思わず走り出すと、そのまま抱きついた。


「ほらね…アタシが勝ったでしょう…?」


「ちゃんと見てたよ…かっこよかった…」


「まぁ、今回は見直したぞ…」


「照れるな…あっ…」


「アリスちゃん!!」


「おっおい!」


「どうやら力を…限界まで…使い切ったみたい…」


「すぐに回復薬を飲ませて上げるからね!」


「ありがとう…」


回復薬を飲ませると、アリスは眠りについた。


「寝ちゃった…」


「心配するな。いくら回復薬を飲んだとはいえ、こいつ、魔力を大幅に消費しただけでなく、あんなにスネーク大尉の攻撃をくらったんだ。そりゃダメージが残って当然だべ?回復するのに時間がかかってるだけだ。」


「アリスちゃん、頑張ったもんね…」


優梨はアリスを膝で寝かせた。


「ふわぁぁ…なんかこいつの寝顔見てたら、オラまで眠くなってきたべ…」


「じゃあ。クマ子ちゃんも一緒に寝なよ。肩貸すよ?」


「やったぁ…」


クマ子は優梨の肩に寄りかかるとすぐに眠りについた。


「まるで本当の幼女みたいな寝顔してる。」


「ユリちゃん…」


「んっ?もしかして起きた?」


「スゥゥ…スゥゥ…」


「寝言か。」


優梨は眠るアリスの頭を撫でた。


「よく頑張ったね。」


(まるで二人のお姉さんみたいですね。)


(親戚の娘の面倒をたまに見てたから。慣れてるのかな。)


(微笑ましい光景です。)


それを水晶から見ていたメアは心が暖かくなっていた。



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