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02話 守護7大天使の掟(ルール)

(そっそうですよね!いきなり守護7大天使だなんて言われてもわかるはずもないですよね!

 今、守護7大天使とは何かを説明いたしますね!)


「うん。お願いするよ。」


(私が先程言った守護7大天使とはですね。文字通り、この次元の世界を守護することを、全ての次元の世界の秩序と平和を守るために見守っていらっしゃる女神様から使命として与えられた7人の天使達の事です。)


「そうなんだ…?あれっ?だったら私ってなんで召喚されたの!?

 アイルちゃん達、守護7大天使だっけ!?

 そんな凄そうな肩書きしてるアイルちゃん達なら魔王達を倒せたり出来ないの…?」


(そう思うのが当然ですよね。ですがそれが私達には出来ないんです…)


アイルの声が少し暗くなった。


「何か事情があるの?」


(世界を救うために私達、天使達が直接関わり、どこの世界にも存在するパワーバランスという秩序を乱すことだけはあってはならないというのが私達、天使たちにとっての破ってはいけない絶対のルールなのです。)


「そんなルールがあるんだ…」


(もし、それを破った者がいればその者は天使の力を奪われて、人間として地上に落とされます。そして二度と天界には戻れなくなるのです。

 ですから、私達、守護7大天使は世界を自分達で救うことは出来ないのです…)


「そっか、どこの世界にもちゃんと厳しいルールってあるんだね…アイルちゃん達、天使も大変なんだ…?」


(はい…なので私達、守護7大天使は役目を果たすために自分達の力を召喚した異世界の人間にスキルとして与えることで救おうと試みているのです。)


「なるほどね。そういう事情があるなら、私も協力する気持ちになれる気がするよ。」


(ありがとうございます。理解していただけたなら、こんなに嬉しいことはないです。

 私も全身全霊をかけて、優梨さんのことをサポートさせていただきますからね。)


「これからよろしくね。天使のアイルちゃん。」


(こちらこそよろしくお願い致します!)


アイルの声に活気が戻った。


「だけどやっぱり…スキルはちょっと不安だな…」


(なにをおっしゃるんですか!私の目に狂いはありませんよ!あなたはその能力を使いこなせるようになれば必ず、魔王達を倒せるほどに強くなれます!)


「本当にそうなのかなぁ…?」


私が首を傾げると…


(わかりました。だったら、実戦あるのみです!

 その身で体感してみればすぐに能力のすごさがわかりますよ!)


「えっ体感!?」


「さぁ!いざTRYです!今、優梨さんのいる森の奥に最弱のモンスターであるスライム達がごろごろいる区域があるので、そこまで向かいましょう!)


「それって、もしかして…?」


(今からモンスターと戦ってみましょう!)


「やっぱりかぁ…」


私は異世界での最初の一歩を踏み出すことになるらしい…不安すぎる!!



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